キラキラ輝くメディアコンソール
キーボードの脇にはメディアコンソールと呼ばれる操作パネルが用意されている。タッチセンサーを利用しており、指で触れて、直感的に音量調整やチャプター切り替えなどを行なえる。LEDの電飾がキラキラときらめく、かなりインパクトのあるデザインなので、好き嫌いが分かれそうだが、こういう尖がったデザインを採用できる点にエイサーの勢いを感じる。
スペック的にはCore 2 Duo T8300(2.4GHz)、標準2GBメモリー、インテルPM965 Express、320GB HDDとコストパフォーマンスも高い。唯一残念なのが液晶ディスプレーの解像度がハイビジョンではあるが、1366×768ドットにとどまる点だ。海外では1920×1080ドットのモデルも用意されているとのことで、日本での発売も期待したい。
これ以外にもDLNA対応していたり、キーボードの右上に置かれた「e」ボタンを押すと主要な設定を選択できるプルダウンメニューが表示されたりといろいろな工夫が盛り込まれている。
PCカードではなく、ExpressCard/54スロットになっている点は、海外向けノートという感じだが、デザインも含めた、ハイビジョンを堪能するハイスペックなノートパソコンとしてのまとまり感は優れている。
ビデオチップはGeForce 9500M GS(内蔵512MB、メインメモリー共有で最大2GB)で、ハードウェア支援機能(NVIDIA PureVideo HDテクノロジ2)が付いているため、動画再生もとても滑らかだ。応答速度8ミリ秒、色再現性を従来より35%改善したと称する「Acer CineCrystal」パネルの品質もノートパソコンとしてはいい。
最初は大きすぎるとか、メディアコンソールになじめないとか、批判的なコメントばかりだった編集部員だが、動画を見せた瞬間に「きれい、きれい」と180度意見が変わってしまうのだから現金なものだ。編集部の机の脇でBlu-rayのトレーラー映像を流していたら、人だかりができてしまった。