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楽譜作成ソフト

レビュー:PrintMusic 2008

2008年04月04日 09時00分更新

文● 祐天寺浩美

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かゆいところに手が届く新機能の特徴に迫る


 本ソフトは、グラフィック性能も向上している。TIFF形式の画像を読み込めるようになり、音符だけでは伝わらない曲のイメージを写真で表現可能になった。この機能を使えば、標準では用意されていない音楽記号やオリジナル記号も張り付けられる。

PrintMusic 2008

「メインツールパレット」の「グラフィック・ツール」を利用すれば、譜面上の選択範囲にTIFF形式の画像データを張り付けられる

 また「Mixer」の追加も見逃せない。各パートのボリュームや定位、音色などを一元管理できる。リバーブのタイプやレベルも簡単に調整可能なので、曲調に合わせたセッティングも容易だ。

PrintMusic 2008

音楽制作ソフトではおなじみのミキサー機能を搭載。「Human Playback」機能で再生中の曲も、パートごとの設定をリアルタイムに変更できる


【Conclusion】
○  楽譜を再生する「Human Playback」機能は、確認用としてこのうえなく便利。曲のアレンジや音楽制作の場面でも、十分なパフォーマンスを発揮する。

×  最近の音楽制作ソフトは楽譜出力機能が充実してきており、あらためて導入する必要性は少ない。あくまでも、音楽制作の第一歩として使うソフトだ。

(MacPeople 2008年5月号より転載)


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