このページの本文へ

「SaaS市場の新規参入を活性化させる」――マイクロソフト、SaaS移行支援サービスを提供開始

2008年03月13日 17時50分更新

文● アスキービジネス編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

マイクロソフトは3月13日、ソフトウェア企業のSaaS型ビジネスへの移行を支援する「マイクロソフト SaaS インキュベーションセンター プログラム」の提供開始を発表した。


ビジネスとテクノロジーの両面から情報提供を行なう


 マイクロソフトの「SaaS インキュベーションセンター プログラム」とは、ソフトウェア企業のSaaS型ビジネスへの移行を支援するサービス。同プログラムにはSaaSのビジネスとテクノロジー両面の情報提供をセミナー形式で行ない、さらにSaaSの実証実験の環境を提供する。

 マイクロソフト 業務執行役員 通信・メディアインダストリー統括本部長 山賀裕二氏は今回のプログラムの目的について、「SaaS市場は今後3年間で2倍以上のマーケットに拡大すると言われている。この市場を盛り上げるためには、新規参入するソフトウェア企業への支援が必要不可欠」と述べる。

マイクロソフト 業務執行役員 通信・メディアインダストリー統括本部長 山賀裕二氏

マイクロソフト 業務執行役員 通信・メディアインダストリー統括本部長 山賀裕二氏

マイクロソフト 業務執行役員 通信・メディアインダストリー統括本部長 山賀裕二氏

 同プログラムで提供されるセミナーは「ビジネスデベロップメントセッション(BDS)」と「アーキテクチャデザインセッション(ADS)」の2つに分かれている。BDSでは既存のパッケージビジネスとの棲み分けや価格設定、オンラインマーケティングにおける有効な施策などを提案し、ADSではそのために必要な技術的な情報を提供する。また、同プログラムでは、マイクロソフトがWindows Server環境を用意し、ソフトウェア企業はSaaSの実証実験を行なうことができる。

 このプログラムはマイクロソフトのパートナー企業を通じてソフトウェア企業に提供される。SaaSプラットフォーム事業者やホスティングベンダーなどが同プログラムと自社のサポートサービスを組み合わせ、ソフトウェア企業のSaaS事業化を促す。

 同プログラムを提供するパートナー企業はKDDI、富士通、GMOホスティング&セキュリティ、NTTPCコミュニケーションズの4社。今春からマイクロソフトと共同でSaaSプラットフォーム「Business Port」を開始するKDDIのソリューション事業統轄本部 戦略企画部長 桑原康明氏は今回の取組みに対し、「マイクロソフトのSaaS移行支援プログラムと、弊社のサポートプログラムを組み合わせることにより、アプリケーションパートナーにより強固な支援を提供できる」と自信を見せる。

KDDI ソリューション事業統轄本部 戦略企画部長 桑原康明氏

KDDI ソリューション事業統轄本部 戦略企画部長 桑原康明氏

KDDI ソリューション事業統轄本部 戦略企画部長 桑原康明氏

 山賀氏は「SaaS市場を活性化させるという趣旨をご理解いただき、パートナー企業を拡大していきたい」と今後の展開について述べた。


KDDI、Business Port第1弾参入企業を発表


 マイクロソフトの会見中に、KDDIの桑原氏はBusiness Portの進捗状況についても触れ、同プラットフォーム上でアプリケーションを提供するパートナー企業として、ソフトブレーン、オービックビジネスコンサルタント、ピー・シー・エー、エヌジェーケー、GCT研究所、エンタシスの6社の参加を正式に発表した。


「2007年12月に開催したBusiness Portの説明会には60社のアプリケーションベンダーが集まった。これらの企業とは継続して交渉を進めていき、SaaSに取り組む企業を拡大していく」と桑原氏は述べた。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    PC価格高騰で4割の企業が「調達を延期」/“謎のExcelマクロ”は業務継続リスク/日本のデジタル行政、利用率・満足度とも最低レベル、ほか

  2. 2位

    デジタル

    約3000人のハッカーが侵入できなかったpCloud すべてはユーザー自身のデータを守るため

  3. 3位

    ビジネス・開発

    首都高が「AIの高利用者」を1年で10倍に 非IT人材に刺さったGemini Notebookと“泥臭い”浸透策

  4. 4位

    TECH

    「SCS評価制度」取得を目指す中堅・中小製造業のリアル 富士工業が考える「セキュリティは経営に役立つのか」の答え

  5. 5位

    ITトピック

    「原則出社」命じる企業とテレワーク社員の意識ギャップ/“推し活依存”自覚するZ世代が2割/シニアの利用が盛んな○○アプリ、ほか

  6. 6位

    sponsored

    専門家が分析するSCS評価制度・153項目 中小企業に最適な対策のアプローチは?

  7. 7位

    sponsored

    高齢者をポットで見守る「みまもりほっとライン」 25年続く「サービスの温もり」とは?

  8. 8位

    ビジネス・開発

    フィジカルAIの突破口、「現場データ」を価値に変えるソリューション

  9. 9位

    デジタル

    大企業導入も順調なkintone AI時代の“市民開発×ガバナンス”基盤を目指す

  10. 10位

    データセンター

    600km超離れたデータセンター間でシステム全体を「完全自動復旧」 日立・NTTドコビジらが実証に成功

集計期間:
2026年08月25日~2026年08月31日
  • 角川アスキー総合研究所