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3万円台で本格PCMレコーディングができるプレーヤー

3万円で生録デビュー MGR-A7

2008年05月19日 16時00分更新

文● 橋本 優/編集部

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きめの細かい楽曲分類メニュー


 記録媒体は内蔵の2GBメモリーのほかにSDメモリーカード(SDHC対応)を使用できる。パソコンとのファイル移動は基本的に、対応する形式のファイル(WAVE、MP3、WMA)をドラッグ&ドロップでコピーするだけでいい。ただし、DRMが付加されたWMAファイルに関してのみ、Windows Media Playerを使用する。

 
音楽再生画面

音楽再生画面

設定画面

再生画面で電源ボタンを押すと音楽再生に関する設定メニューが表示される

 楽曲再生に関しては基本的に従来のMedia Kegシリーズと共通のため詳しくは触れないが、十字キーを中心にしたシンプルなインターフェースだ。iPodなどとは差異があるので、若干とまどう面もあるかもしれないが、慣れれば使いやすい。7種類のプリセットEQのほか、5バンドのカスタムEQなども持つ。

 
イコライザーの設定画面

イコライザーの設定画面

「カスタムサウンド」設定画面

「カスタムサウンド」設定画面



3つの内蔵マイクでリニアPCM録音


 録音モードに入るためには、ちょっと注意が必要だ。

 本体中央に大きく目立つ「REC」ボタンが用意されているので、これを押せば一発で録音モードに移行できるように錯覚してしまうが、実はそうではない。

 録音を行なう場合はまず電源ボタンの下側にあるメニューボタンを押し、項目を下の方までスクロールさせて「録音」を選択しなければならない。この状態で録音待機になる。

 

録音画面(左)で電源ボタンを押すと録音設定メニュー(右)が表示される

 では、RECボタンは何のためにあるのかというと、録音の開始/一時停止にのみ使用する。つまり電源オフの状態からワンボタンで録音機能にアクセスできない。突発的な音を逃さず録音したい場合は常に録音モードにしておく必要がある。この点はちょっと煩雑だ。

 
録音音質設定

録音音質設定

 録音はリニアPCMのほか、WMA(Windows Media Audio)形式でも可能だ。ビットレートなどの詳細は以下の通り。PCM録音時の品質は16bit/48kHzまでとなる。最近では24bit/96kHzで録音できる機種も存在するが、変換なしにCDに焼くことを考えてこの仕様としているという。

MGR-A7の録音形式
リニアPCM(.WAV) 44.1/48kHz、16bit(モノラル/ステレオ)
WMA 44.1kHz、64/128/192kbps、ステレオ
WMA 44.1kHz、32kbps、モノラル

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