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Caplioブランドを卒業した初の2製品

リコー、エントリー向けコンパクトデジカメ「RICOH R8」「R50」を3月7日に発売

2008年02月19日 13時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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 (株)リコーは19日、コンパクトデジタルカメラのエントリーモデルとして、「RICOH R8」と「RICOH R50」の2製品を3月7日に発売すると発表した。従来同社コンパクトカメラは「GR DIGITAL」を除いて“Caplio”(キャプリオ)ブランドを冠していたが、今回からCaplioブランドが付かなくなる。価格はどちらもオープンプライスで、予想実売価格はR8が5万円前後、R50は3万円前後。

光学式手ぶれ補正と広角ズームレンズ搭載
写真にもカメラにもこだわる人向けの「RICOH R8」

前面 背面
「RICOH R8」の前面同じく背面

 R8とR50は、どちらも同社のなかでエントリーモデルと位置づけられているが、スペックやデザインにはそれぞれ異なる志向がある。R8は軍艦部(上面)をヘアライン加工したフラットパネルにし、高級コンパクト銀塩カメラを彷彿とさせるようなデザインを採用。さらにスペック面でもCCDシフト方式の光学式手ぶれ補正機能や、広角28mm相当(35mmフィルムカメラ換算時)から200mm相当の光学7.1倍ズームレンズ、2.7インチで約46万画素の液晶ディスプレーなど、構図や絵作りにこだわった撮影がしたいという初級者にも応える製品になっている。

 製品の位置づけとしては「Caplio R7」(2007年8月発表、関連記事)の後継機種だが、デザインは一新され、スペック的にも多くの点で進化を遂げている。

上部
ヘアライン加工を施した上部

 本体カラーはGR DIGITALやCaplio GX100といった同社の上位機種をイメージさせる「ブラック」と、グリップ部分がダークブラウンでボディー全体のシルバーと2トーンになった「シルバー」の2色を用意。メタリックなシルバー/ブラックとオレンジの3色で展開したR7が比較的若者向けというイメージだったのに対して、R8はより大人の趣味カメラといった印象を受ける。

 撮影機能にもそうした印象を強める進化が見られる。絞りは2段階切り替えしかないが、最小に固定して被写界深度の深い写真が撮れる「最小絞り固定」モードを搭載。GX 100で好評という縦横比1:1の「スクウェアモード」、従来はマクロ撮影でのみ利用可能だったAFエリアの移動を通常撮影時でも利用可能にし、さらにAE(自動露出)エリアの移動も可能にした「AF/AEターゲット移動」など、マニュアル撮影に近いこだわった撮影機能が用意された。

本体右側面
本体右側面。2つのストラップ孔とUSB端子などのカバーが見える

 搭載する映像処理エンジンはR7と同じ「スムースイメージエンジンIII」(SIE III)だが、細部が改良されており、発色をより自然にして、ISO感度を上げた時(最高ISO 3200相当)での色ずれを減らしているという。撮影後の編集についても、レベル/ホワイトバランスの補正とトリミング領域の選択が可能だ。これはPictBridgeを使ったダイレクトプリントで効果的とのことだ。

 インターフェースも改良されている。R7から4方向+押し込み決定の5wayタイプの「ADJ.レバー」が採用されたが、このボタン部分が平たく大きくなったため、指が滑ったり引っかかって思わぬ方向に入力してしまう心配が減った。また上部にはモードダイヤルが用意され、従来のモード呼び出し用十字カーソル+ADJ.ボタンという2つの4方向入力が、一般的なコンパクトカメラと同様に変更されている。モードダイヤルには2つの「My Mode 1/2」が用意されており、接写やポートレートなどよく使うモードはあらかじめ記録しておき素早く呼び出せる。

 このほか、(レンズを正面に見て)左側面のみだが2ヵ所のストラップ孔が用意され、オプションのネックストラップをつなぐことで、首からぶら下げて持ち運ぶこともできる(製品には1つの孔につなぐハンドストラップが付属する)。また、起動直後のレンズ動作音が気になるというユーザーの声に応えるため、鏡胴部分の設計を見直し、音がかなり小さくなった。また、段階的に停止するステップズームは従来どおり搭載しているが、ズームレバーを動かす範囲によってズーム速度を2段階に切り替えることができ、細かいアングル調整が可能となった。

R8のシルバーモデル 樹脂製グリップと本体が2トーンカラーになっているR8のシルバーモデル

 記録メディアは内蔵約24MBのフラッシュメモリーとSDメモリーカード(SDHC対応)スロットを装備。バッテリーは専用リチウムイオン充電池(DB-70)を使用する。動画撮影機能は、最大640×480ドットで毎秒30コマのMoitionJPEG圧縮AVIファイルを記録可能。

 そのほかの主なスペックは以下の通り。

RICOH R8の主なスペック

撮像素子 有効画素数
1/2.3型 約1000万画素
レンズ
焦点距離 f=4.59~35.4mm(35mmフィルムカメラ換算時:28~200mm相当)、F値 F3.3-5.2
ズーム機能
光学 7.1倍
液晶パネル
2.7インチ/約46万画素
バッテリー撮影枚数(CIPA準拠)
約270枚
サイズ/重量(撮影時)
幅102.0×奥行き26.1×高さ58.3mm/約168g(本体のみ)


より低価格&エントリー向けの「RICOH R50」


RICOH R50
「RICOH R50」

 R50は、R8と同じ1/2.3インチ有効1000万画素CCDを搭載するものの、レンズは36mm相当からの光学5倍ズーム。光学式手ぶれ補正や画像処理エンジンSIE IIIは省略されており、より低価格なコンパクトデジカメを求めるカジュアルユーザーに向けた位置づけの製品だ。

 本体カラーはシルバー(背面はブラックの2トーン)1色で、レンズは36mm相当から180mm相当の光学5倍ズーム。背面の液晶ディスプレーは2.5インチ23万画素。

 撮影機能は、より初心者が迷わずに撮りたい状況に合わせて選べる15種類のシーンモードを用意している。撮影後の補正は、フラッシュで瞳が赤く光ってしまった場合に目を自動検出して黒くつぶす「赤目補正」、撮影時のカメラの動きの方向を判断してソフトウェア補正で手ぶれを軽減させる「手ブレ画像補正」、コントラストをはっきり際だたせる「コントラスト補正」などを搭載。

 記録メディアは内蔵約52MBのフラッシュメモリーとSD/SDHC対応スロット。バッテリーは専用リチウムイオン充電池(DB-80)を使用し、動画撮影機能は最大640×480ドットで毎秒30コマのQuickTime形式となっている。そのほかの主なスペックは以下の通り。

RICOH R50の主なスペック

撮像素子 有効画素数
1/2.3型 約1000万画素
レンズ
焦点距離 f=6.3~31.5mm(35mmフィルムカメラ換算時:36~180mm相当)、F値 F3.3-5.6
ズーム機能
光学 5倍
液晶パネル
2.5インチ/約23万画素
バッテリー撮影枚数(CIPA準拠)
約220枚
サイズ/重量(撮影時)
幅97.3×奥行き23.4×高さ56.3mm/約116g(本体のみ)

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