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USBデータ通信端末

レビュー:D02HW

2008年02月07日 23時59分更新

文● MacPeople編集部・吉田博英

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実測4Mbpsの高速通信! サービスエリア周辺も○


D02HW 【SPEC】
開発元●中国ファーウェイ社 販売元●イーモバイル(株) 価格●9880円(本体、新にねんプラン)、4980円(月額通信料金、新にねん/データプラン)
http://emobile.jp/

対応システム●Mac OS X 10.3.7以上(Leopard対応) 対応機種●USBポートを備えたMac サイズ●幅約42.6×奥行き89.4×高さ14.5mm 重さ●約40g

【COMMENT】
PHSの時代は終わった。大都市圏もしくはその近郊に住んでいるモバイルユーザーはもちろん、ADSLの置き換えとしても十分な実力。


 安価な定額料金で注目を集めているイーモバイル(株)が、3.5Gの高速通信技術HSDPAを採用した通信端末の販売とサービスを開始した。「D02HW」はUSB接続の通信端末で、理論値で上り384kbps/下り7.2Mbpsの通信環境を実現する。

 端末本体は下り最高3.2Mbpsだった旧モデルの「D01HW」と同じく楕円形のボディー。MacBookなどに装着するとやや不格好でケーブルの取り回しに苦慮するが、軽量なのでUSBポートにぶら下げて利用しても抜け落ちることはなく、ラフに扱えるだろう。

D02HW

「D02HW」は楕円形で手のひらサイズの小型通信デバイス。ソフトウェアを収録したCD-ROMのほか19/82cmのUSBケーブルが付属する

 インターネットへの接続は、専用ツール「EMOBILE D02HWユーティリティ」を使う。

D02HW

接続情報などは「EMOBILE D02HWユーティリティ」に登録されており、「接続」ボタンを押すだけでOKだ

接続設定などは不要で、ソフトをインストール後にカードをMacにつないで「接続」ボタンを押すだけでいい。接続後は送受信データの最高/平均転送速度などが随時表示される。

D02HW

接続後には、送受信データの総量や平均/最高速度がリアルタイムに表示される

 残念なのは、端末本体がマシンに接続されていないと専用ツールを起動できない点と、メニューバーなどにコンパクトに常駐させられるツールが付属していない点。端末を接続した状態で専用ツールを起動した場合でも、端末の認識に数秒を要するので、若干ストレスを感じた。

 接続後の通信速度は快適そのもの。7.2Mbpsの高速通信に対応しているエリアは明らかにされていないが、大都市周辺を中心に順次整備していく予定だという。対応地域で計測したところ、上り350kbps以上/下り4Mbps以上で安定して通信できた。

D02HW

「RBB Today」が提供する回線速度のテストツールでは、上り350kbps/下り4Mbpsのスコアを安定して叩き出した


(次ページに続く)

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