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NTTドコモ、アクセス制限サービスの利用促進策を2月1日から実施

2008年01月15日 16時50分更新

文● 永島和夫

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 (株)NTTドコモとNTTドコモグループ8社は15日、18歳未満利用者に原則としてアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)を付加するなどの、新たな利用促進策を発表した。2月1日から順次実施される。アクセス制限だけでなく、利用マナーなどを啓発する「ケータイ安全教室」も併せて実施する。

 具体的には2月1日から、新規に「iモード」を契約する20歳未満のユーザーに対して、親権者から不要との申告がなければ「キッズiモードフィルタ」などが自動的に付与されるほか、既存契約者においても親権者から不要の申告がなければ「キッズiモードフィルタ」が自動的に設定される。

 また、成人名義の新規契約についても3月3日から新規申込書に「未成年者利用確認欄」を設け、実際に利用するユーザーが18歳未満かどうかを確認する。利用者が18歳未満の場合は、不要または「キッズiモードフィルタ」以外の「アクセス制限サービス」を申し込まない場合、自動的に「キッズiモードフィルタ」が設定される。

 既存の18歳未満名義の契約については今年8月以降、「キッズiモードフィルタ」または「iモードフィルタ」を利用していない場合は、親権者に「アクセス制限サービス」の利用意向確認が行なわれる。一定期間内に親権者から不要または「キッズiモードフィルタ」以外の「アクセス制限サービス」の申込みがない場合は自動的に「キッズiモードフィルタ」が設定される。

 既存の成人名義の携帯電話についても、実際の利用者が18歳未満が否かの申し出を要請する。NTTドコモのウェブサイトまたは請求書同封物などで告知し、18歳未満が利用していると申告された回線については、不要または「キッズiモードフィルタ」以外の「アクセス制限サービス」の申込みがなければ「キッズiモードフィルタ」が設定される。

 また、携帯電話を使う際のマナーやトラブルの回避策を啓発する「ケータイ安全教室」を2008年度も引き続き実施する。対象は小中高校生と子どもたちを指導する立場にある保護者や教員、地域コミュニティで、基本的なルールやマナーからブログ、プロフサイト、裏サイトなどでの誹謗中傷に関する注意喚起、ならびに個人情報保護について講義を受ける。受講申し込みは2月1日に開始される。

 「ケータイ安全教室」は2004年度から開催されており、開催数と受講人数は増加傾向にある。2007年12月までに累計で全国約3900回、約60万人が受講している。


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