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24インチ液晶テレビ

レビュー:FORIS.HD DT24ZD1

2008年01月11日 13時00分更新

文● 柴田文彦

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パソコンモニターを凌ぐ高品質の表示能力


 画面表示領域は24インチで、最大解像度は1920×1200ドット。アップルの23インチ「Cinema HD Display」と同等の表示情報量だ。

 モニターの生命線である表示品質は、同サイズの一般的な液晶モニターを大きく上回っている。実際に24インチのiMacと比較すると、色再現範囲が広く緑と赤の再現力は特に際立つ。階調性も良好で、ハイライトからシャドウまで滑らかな濃度変化を見事に再現している。斜め方向から見ると輝度が落ちて極端に暗くなるものの、色調の変化は少なく階調性も劣化しない。

FORIS.HD DT24ZD1

正面から見ると、24インチのiMacに比べても階調性は優れている。誌面ではややわかりにくいが、再現の難しい緑や赤も鮮明に表示している

FORIS.HD DT24ZD1

スペックでは視野角が178度だが、斜め方向から見るとiMacに比べて全体的に暗くなる。しかし階調性を維持しており、45度程度までなら色調の変化も気にならない

 テレビ用途だけで利用するには、もったいないほどの表示能力を備えた製品だ。


【Conclusion】
○  再現可能な色域が広く、Macのモニターとしても優秀な表示品質を実現。これ1台あれば、ほぼすべての映像信号を入力して表示できる。

×  一般的な液晶テレビに比べて、画面サイズのわりに価格が高い印象。画面の位置を調整できないので、モニターとしては若干使いにくい。

(MacPeople 2008年2月号より転載)


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