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LIVE機能に対応したゲームも手軽に作れるようになった

マイクロソフト、オンライン機能対応のゲーム開発ツール「XNA Game Studio 2.0」を提供開始

2007年12月13日 16時03分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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 米マイクロソフト社は12日(現地時間)、Xbox 360とWindows向けのゲーム開発プラットフォーム「XNA Game Studio」の最新版、「XNA Game Studio 2.0」の提供を開始したと発表した。

XNA Game Studio 2.0

XNA Game Studio 2.0

 XNA Game Studio 2.0は、ちょうど1年前の2006年12月13日に発表された「XNA Game Studio Express」をベースとした最新バージョンで、同社のオンラインプラットフォームである「Xbox LIVE」と「Games for Windows - LIVE」に対応。2つのプラットフォーム間で相互にやりとりができるクロスプラットフォームのオンライン対応ゲームが開発できるのが特徴。

Windows向けゲーム画面(右)とXbox 360上でのゲーム画面。Windows向けのゲームながら、Xbox LIVEへのオンラインメニューがあることがわかる

 対応するLIVE機能としては、プレイヤーの場所やインターネットの接続状況に基づいて、最適な対戦相手を検索できる「マッチメイキング機能」など、LIVEが持つオンライン機能のほとんどに対応しており、オンラインを利用した各種機能を開発する手間が最小限に抑えられるという。

 なお、本プログラムは公式サイト(http://creators.xna.com/、英語サイト)からダウンロードできるが、現在は英語版のみ用意されており、日本語版の配信時期については後日発表される。

 従来バージョンと同様に、無料でプログラムのダウンロードと利用ができるが、Windows上で作成したゲームをXbox 360上で動作させるには、1年契約の「年間メンバーシップ」(9800円)か、4ヵ月契約の「4ヵ月のお試し版」(4800円)が必要となる。

 併せて、学生や教職員を対応に、教育目的であればXNA Game Studio 2.0の利用料が無料となる『「XNA クリエイターズ クラブ」 アカデミック トライアル メンバーシップ制度』を2008年1月に開始することも発表された。本制度に関する詳細は、後日改めて同社より発表の予定。

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