C523とC525のナビ機能での違いは?
取材当日は素晴らしい秋晴れ! 東北道を一路宇都宮へと向かう |
というわけで、九段下をスタート地点に、最終目的地を日光・中禅寺湖畔にセットしてスタート。西神田インターから首都高速へすぐ入り、東北道で宇都宮を経由し、昼食後に日光へと向かうルートだ。
走行中、どちらも同じルートを提示してくれるのだが、カーナビ機能を重視した「道に強いナビ+ワンセグ」がキャッチフレーズのC523は、インクリメント・ピー(株)社製のナビゲーションシステムを採用している。住所録検索データは1100万件、電話番号検索データも800万件を搭載し、ドライブに適した使いやすい検索機能が魅力だ。高速道路走行中は、高速道情報やレーンガイドが表示されるので、使い心地は満点だ。
一方のC525は、街に詳しい「テイクアウト・ナビ+ワンセグ」がキャッチフレーズの機種。何丁目何番地何号まで検索できる住所検索機能は、登録データ数も4200万件と豊富。徒歩モード、自転車モードも搭載されているから、出かけた街でより細かく検索する機能に長けているのだ。
抜けるような秋空が広がる中、クルマは東北道をひた走る。まず最初の目的地は、餃子の街・宇都宮にある名店「宇都宮みんみん本店」だ。どちらも一発で検索できるのは、検索データの豊富さゆえだろう。もちろん市街地での詳細マップは、徒歩モードを持つC525が有利となる。
餃子の街宇都宮の名店「宇都宮みんみん」で昼食。焼餃子、揚げ餃子、水餃子ともにリーズナブルな値段。思わず3品とも注文 |
高速走行中も本体内蔵のGPSアンテナにもかかわらず、純正カーナビと遜色ない精度でナビゲーションを表示するので、前機種よりも更に安定感を感じる。
また、今回のC523/C525に搭載されたワンセグ機能では、車内で本体アンテナをたてているだけの状態にもかかわらず、デジタル映像の強みで乱れのないきれいな映像を楽しめた。電波状態の悪いときはフリーズしたり、音声のみになったりするが、純正ナビに搭載されたアナログTVチューナーの激しいゴーストや画像の乱れ、とぎれとぎれの音声とは比較にならない快適さであった。
ナビと映像のPinP(ピクチャーインピクチャー)機能もとても見やすく便利な機能。ほとんどのカーナビがまだアナログチューナーを搭載している現状では、車載用にデジタルTVチューナーを改めて買うより、新Mioを購入する方がはるかに賢い選択といえる。
さらに、お気に入りの映画などをパソコンを介してSDカードに入れておけば、同乗者にとって長時間のドライブを飽きさせない必需アイテムとなるだろう。もちろんドライバーは運転に集中すること! 走行中はけっして画面を見てはいけませんよ。