シャープ(株)は15日、電子辞書「Papyrus」(パピルス)の新製品として、タッチペンで文字を書いて入力できる「手書きパッド」を搭載し、ワンセグの視聴も可能なほか、鳥や虫などの鳴き声を聞くことができる「音声図鑑」付きの「スーパー大辞林 3.0」をコンテンツとして収録した「PW-TC930」を今月23日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は5万3000円前後。
PW-TC930は、音声図鑑付きのスーパー大辞林 3.0を収録したのが特徴。スーパー大辞林 3.0は従来機種にも搭載されていたコンテンツだが、音声図鑑を収録するのは他社を含む電子辞書として初めてとなる(15日現在、同社調べ)。そのほかのコンテンツとしては、「ブリタニカ国際大百科事典」や「ジーニアス英和辞典 第4版」、ネイティブスピーカーによる発声データ約5万語を収録した「Genius Sounds V4」など計40コンテンツを収録している。
ディスプレーは4.3インチの高輝度カラーASVワイド液晶パネル(480×272ドット表示)を搭載する。電源は内蔵リチウムイオンバッテリーを利用し、約20時間の本体コンテンツ連続使用または約5時間のワンセグ連続視聴(同社調べ)が行なえる。操作を行なわなかった場合の連続表示時間は約25時間。本体サイズは幅132.0×奥行き91.7×高さ24.0mm、重量は約300g(電池/タッチペン含む)。本体カラーはブラックとホワイトをラインナップする。