既報のとおり、キヤノン(株)とキヤノンマーケティングジャパン(株)は26日、インクジェットプリンター「PIXUS」(ピクサス)シリーズの2007年末商戦向け新製品ラインナップ7モデルを発表した(関連記事)。ここでは、東京・品川の品川インターシティホールで行なわれた記者説明会の模様を中心にお伝えする。なお、製品の詳細は先にお伝えしたニュース記事を参照いただきたい。
記者説明会では、キヤノン取締役インクジェット事業本部長の清水勝一(かついち)氏が、まず、秋の新PIXUSシリーズラインナップについて、「キレイ! をもっとカンタンに。」が基本コンセプトであると説明した。
その上で、新ラインナップの特徴として、「これまでPIXUSシリーズでは『ENJOY PHOTO』をキャッチテーマに家で写真プリントする楽しさを伝えてきた。それでも、おまかせで楽にきれいに仕上げてくれる点などから、お店でプリントされる方はまだまだ多い。そういったお客さまにも、家にいながら、おまかせで簡単にきれいにサクサクと、しかもお店でプリントする同じクオリティーのものを半額程度のコストで手に入れていただきたい。それを実現するのが新PIXUS」と説明した。
それらを実現するために新PIXUSに盛り込んだ点として、起動時間を短縮させる「クイックスタート」の採用や、印刷速度の向上、コントローラー「Easy-Scroll Wheel」(イージースクロールホイール)の進化、プリンター本体で顔や撮影シーンを自動判別して画質補正を行なう「自動写真補正機能」の搭載、より低コストな普及型上質用紙「キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド」のラインナップを挙げた。
イメージキャラクターは引き続き3姉妹に
続けて、キヤノンマーケティングジャパン専務取締役コンスーマイメージングカンパニープレジデントの芦澤光二氏が、今後のマーケティング活動として、「PIXUS」「PowerShot」「SELPHY」の3ブランドで、女優の山田 優さんと蒼井 優さん、夏帆さんを引き続きイメージキャラクターとして起用し、「ブランド同士の相乗効果も期待し、家庭用プリンターの50%以上のシェアを目指す」と意気込みを語った。
記者説明会の最後にはフォトセッションが行なわれ、3姉妹も登場した。