ネーム、トーン貼り、セリフ入れ……すべてに超スピードアップをはかる！

【COMIC STUDIO EX 4.0】コミスタ道　怒濤編

2007年09月18日 17時06分更新

文● 週刊アスキー編集部　佐藤建

コミスタのネットサービスで仲間を探す

　４コママンガ家、加山巣又造ことサトケンです。着々とプロの道を邁進するうち、自らの表現を追求したいという欲が出てきました。あんなことやこんなことや○△■×をしたいという欲望を赤裸々に形にすることこそ表現者の使命ではないか、と自問したわけです。

　作品集をつくるぞ！　そう心に決めて"夏コミ"こと『コミックマーケット72』への出品を目指して執筆を開始したのですが、ネームでつまずいて、いきなりの断念。目標を、同人マンガの聖地『コミックとらのあな秋葉原１号店』での萌え萌えなデビューに切り替えることとしました。


“同人マンガの聖地、コミックとらのあな秋葉原1号店でデビューなるか!?

　しかしなんかね、表現とか言って一人でちまちま描いていると、集中できるからこのほうがいいって人もいるとは思うんですが、わたしの場合、気持ちが荒んでくるんですよね。マンガも描かずにウェブでメイド喫茶の新人メイドさんチェックに始まって、発泡酒の缶を次々に空けながらカリビアンドットコムで及川奈央さんの過去作を復習したりと、だんだんと陰にこもってきて、あまりいいことがないんです。会社のブログに描いているときは、同じ編集部のマンガ仲間であるフォークリフト吉田とかアニー加藤と、「今回のネタ、おもしろかったですね☆」とか、互いに社交辞令的にヌルく褒め合いけなし合いするというコミュニケーションがあったんです。

　こんな心細さをナニするために、『Ｆｉｌｎ』（http://filn.jp/）に登録してみました。Ｆｉｌｎはまぁ、誰でも登録できるアキバ系のＳＮＳってことなんですが、なんとコミスタの公式コミュニティーがあるのです。これは非常にイイ！　某おしえて○○のように、「コミスタの定規の使い方が結局のところよくわかんねー」みたいな質問をして他のユーザーが教えてくれたり、ギャラリーにみんなで作品を投稿して盛り上がったり、コミスタユーザーの作家の先生の日記が読めたりと、癒し度高しの内容です。

　コミスタにはほかにも、ユーザーどうしでデータをＦＴＰでやりとりできる『データ送受信ネットサービス』、ネット上に自作した素材をアップしてみんなで共有できる『素材共有ネットサービス』、作品をアップロードしてブログに作品へのリンクを貼って公開できる『作品アップロードネットサービス』、さらにさらに、データを送信することでセブン-イレブンのコピー機に高画質で出力できる機能など、ネット系のサービスが超充実。　こうして出来上がった作品をとらのあなに持ち込もうと、アキバにやってきましたが……結果についてはまた後日。


FilnにあるComicStudioの公式コミュニティー『コミュニティネットサービス』		『素材共有ネットサービス』で背景などを探して、表現の幅が広がりまくり！