セルシス、マンガ作成ソフト「ComicStudio 4.0 for Mac OS X」シリーズ3製品を発表
マンガ制作ソフトの雄、インテル対応
2008年08月16日 00時11分更新
(株)セルシスは14日、マンガ作成ソフト「ComicStudio 4.0 for Mac OS X」シリーズを9月26日に発売すると発表した。ラインアップはスタンダードモデル「Pro」、フラッグシップモデル「EX」、エントリーモデル「Debut」──の3製品。
「ComicStudio」シリーズは、「マンガ制作をはじめる」「マンガを描く」「発表する」「コミュニケーションする」──というマンガ制作のプロセスをトータルでカバーする統合マンガ制作ソフト。各工程の基本インターフェースをシンプルにまとめた「ビギナーズアシスタント」やムービーガイドといった初心者向けの機能も充実。実際にマンガを描く工程では、ペンの種類やタッチなど手描きと変わらない使い心地を再現するための多彩な機能を搭載したうえで、写真を下書きにしたり集中線や流線を簡単に描画したりといったデジタルならではのメリットを生かせる。
バージョン4.0では、画像の一部にゆがみを与える「ゆがみツール」や筆ペンの風合いを表現する「筆ペンツール」、絵を転写する「スタンプツール」などを搭載。そのほか格子状に設定されたポイントごとに画像を変形する「メッシュ変更機能」をはじめ、大幅な機能追加/改良が施されている。
「Pro」の全機能に加えて「EX」では、デジカメ画像をレンダリングして線画とトーンとして取り込む「2DLTレンダリング」や3Dモデルデータを取り込む「3DLTレンダリング」、曲面に沿ってトーンの柄を変形する「トーンのゆがみ」、ラスターデータをベクターデータへ変換する「ラスターベクター変換」、一連の作業を登録してワンクリックで実行する「アクション機能」──などを搭載。一方「Debut」は、マンガ制作の最低限の機能のみを集めたモデルで、ツールや素材、自動化なども少ないエントリー版だ。
対応システムは、Mac OS X 10.4.11以上/10.5.3以上。対応マシンは、PowerPC G4/G5/インテルCPUを搭載したMac。