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各級ごとの問題と解答も

【レポート】第1回ニュース時事能力検定は10才から81才までが受験!!

2007年09月03日 04時27分更新

文● 編集部 永水和久

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任意団体 日本ニュース時事能力検定協会と(株)毎日新聞社は2日、新聞やテレビ放送からのニュースを読み解くための“時事力”を認定する“ニュース時事能力検定試験”(通称“ニュース検定”、関連記事)の第1回を実施した。申し込み者数は1万人以上。東京や大阪など全国20都市の一般会場による受験と、学校や企業などの団体受験が50ヵ所以上の準会場で実施された。

試験の説明を受ける受験者達

試験の説明を受ける受験者達

今回実施された検定級は4級、3級、2級の3つ。問題はいずれの級も2007年7月末時点までのニュースに基づいた60問で、検定時間は50分。解答方法は四肢択一のマークシート方式。日本ニュース時事能力検定協会によれば、受験者の最年少は10才で、最年長は81才とのこと。なお、1級(2級合格が受験条件)と5級は、12月2日に実施する第2回の検定から導入される。



高齢者におすすめ


受験者最年長クラスの小倉棚二朗さん

受験者最年長クラスの小倉棚二朗さん(79才)。東京会場となった早稲田大学のキャンパスで、学生気分を思い出しますか、という筆者の質問に「忘れちゃった」と笑いながら答えてくれた

東京での一般会場となった早稲田大学西早稲田キャンパスで、最年長クラス79才の受験者(3級受験)である小倉棚二朗(おぐらともじろう)さんに試験後、検定を受けた動機などを聞いた。

―― 現在のお仕事は?
小倉氏 都庁に勤めていました。定年後は手伝い程度の仕事をたまにしています。

―― 検定を受けた動機は?
小倉氏 ボケ防止になるし、多くの情報が早く流れる昨今、時事問題をちゃんと振り返ってみたかった。

―― 受験に向けてテキストなどは利用しましたか?
小倉氏 なるべく毎日のテレビや新聞から学ぶようにしました。試験前に少しだけテキストで復習しました。

―― 受験を終えての感想は?
小倉氏 自分に挑戦する機会ができてよかった。合否や点数は気にしていません。どんどん挑戦していきたい。気付かないうちにまもりに入ってしまう高齢者におすすめします。



受験動機は
就職活動の一環から定年後の自分挑戦まで


2級試験を終えたというほかの受験者にも検定を受けた動機などを聞いたところ、以下の回答を得た。

―― ご職業は?
男性受験者(67歳) 商社に勤めていました。定年を迎えて3年になります。

―― 検定を受けた動機は?
男性受験者(67歳) 仕事をリタイヤして3年、自分の知識や常識を確認したかった。また、リタイヤ後の自分の脳を試してみたかった。



―― ご職業は?
女性受験者(20歳) 大学3年生です。

―― 検定を受けた動機は?
女性受験者(20歳) 就職活動に役立つと聞いて。

―― 普段どんなメディアからニュースを取得しますか?
女性受験者(20歳) 新聞を契約して毎日読んでいます。テレビでもよくみますね。インターネットでもYahoo!などでたまにチェックします。



―― ご職業は?
男性受験者(39歳) エネルギー関連です。

―― 検定を受けた動機は?
男性受験者(39歳)  地下鉄の広告を見て。一般教養を確認したかった。

―― 普段どんなメディアからニュースを取得しますか?
男性受験者(39歳) 1番多いのは新聞、2番目はワンセグテレビかな。ケータイでもチェックします。


次ページでは、今回出題されたニュース検定各級の問題を回答付きで紹介する。

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