“nForce 680i SLI”を搭載するinno3DのLGA 775対応マザーボード「SL7i680a」の販売が今日からアークで始まった。注目なのはその価格で、約2万円で店頭に並んでいる。
この製品は、NVIDIAリファレンスデザイン準拠となる“nForce 680i SLI”搭載マザーボード。冒頭でも触れたように、ポイントとなるのはその販売価格。約3万円程度で販売されていることの多いリファレンスデザイン準拠の“nForce 680i SLI”搭載マザーに対して、今回登場した「SL7i680a」は2万480円となっている。
ただし。同製品の最新BIOS更新日は2006年12月28日付け。inno3Dのウェブサイトにも最新のBIOSが用意されていないために、2006年12月28日以降に登場したインテル製CPUであるCore 2 Duo E6420/E6320/E4400/E4300やPentium E 2160/E2140、Celeron 440/430/420などで動作しない恐れがある。販売ショップのアークでも前述のCPUでは動作確認がとれていないため「これらのモデルに関しての動作保証はない」としている。現在「代理店を通して最新BIOSをアップしてもらえるように要請中」とのことだが、購入する時には注意したい。
NVIDIAリファレンスデザイン準拠となるためスペック的には従来販売されている製品と同じ。拡張スロットがPCI-Express x16×3(PCI-Express x16動作×2、PCI-Express x8動作×1)、PCI-Express x1×2、PCI×2。メモリはDDR2 DIMM×4(DDR2-800/667/533、EPP対応メモリ使用時はDDR2-1200まで、最大8GB)で、デュアルギガビットイーサネットやIEEE1394、8chサウンド、Serial ATA II×6(RAID対応)、Ultra ATA 133×1などをオンボードで搭載している。
最新CPUへの対応状況が不透明とはいえ、NVIDIA製ハイエンドチップセットを搭載したマザーボードを安価に手に入れるチャンスとも言えそう。最新BIOSのアップデートに期待しつつ、とりあえず使ってみるのもアリかもしれない。