インテル製のマザーボードとしては初となるMini-ITXフォームファクタの製品「D201GLYL」が登場、今日からアークで販売がスタートしている。
インテル+SiSに製造プロセス65nmのCPU「Celeron 215」をオンボード
「D201GLYL」はチップセットに“SiS662”+“SiS946L”を採用するインテル初のMini-ITXフォームファクタのマザーボード。インテル製マザーにSiS製チップセットというところも興味深い点のひとつだが、標準でオンボードされているCPUもまたユニーク。製品情報によるとクロック周波数1.33GHz、FSB533MHzの「Celeron 215」を搭載しているという。この「Celeron 215」だが、こちらもインテルの製品情報によると製造プロセス65nmでTDP27W、L2キャッシュは512KBというスペック。製造プロセス65nmという点や型番から想像するに、先日発売されたばかりの“Celeron 400”シリーズの下位モデルと思えなくもないが、詳細については不明だ。
スペックはシンプルでも価格は意外に安め!?
CPU以外の詳細なスペックを見てみよう。拡張スロットはPCI×1、DDR2 DIMM×1(DDR2-400/533、1GBまで)という構成。オンボードインターフェイスはチップセット統合の“Mirage 1”によるVGAやサウンド機能(ADI/AD1888)、100/10Base-TXイーサネット(Broadcom)、IDE×1と非常にシンプルだ。また同製品はバルク版での入荷。付属品もドライバCDとI/Oパネル、IDEケーブル、スペックシールといたって簡素なものとなっている。
気になる価格だが、本日入荷を確認したアークでは1万2980円。秋葉原でMini-ITXフォームファクタのマザーボードといえばVIAの独壇場といえる市場だが、安価な価格設定とインテル純正というブランド力はやはり強力。今後の展開次第ではVIAの強力なライバルとなる可能性も十分ありそうだ。