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VIAへの宣戦布告か!「Celeron 215」をオンボードしたインテル初のMini-ITXマザーが登場!

2007年06月07日 21時38分更新

文● 増田

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 インテル製のマザーボードとしては初となるMini-ITXフォームファクタの製品「D201GLYL」が登場、今日からアークで販売がスタートしている。

チップセットに“SiS662”+“SiS946L”を採用するインテル初のMini-ITXフォームファクタのマザーボード「D201GLYL」

インテル+SiSに製造プロセス65nmのCPU「Celeron 215」をオンボード

 「D201GLYL」はチップセットに“SiS662”+“SiS946L”を採用するインテル初のMini-ITXフォームファクタのマザーボード。インテル製マザーにSiS製チップセットというところも興味深い点のひとつだが、標準でオンボードされているCPUもまたユニーク。製品情報によるとクロック周波数1.33GHz、FSB533MHzの「Celeron 215」を搭載しているという。この「Celeron 215」だが、こちらもインテルの製品情報によると製造プロセス65nmでTDP27W、L2キャッシュは512KBというスペック。製造プロセス65nmという点や型番から想像するに、先日発売されたばかりの“Celeron 400”シリーズの下位モデルと思えなくもないが、詳細については不明だ。

Mini-ITXフォームファクタでありながら、VIA製のものとは異なり基板裏面は実にすっきり。また、インテル製マザーにSiS製チップセットというところも興味深い点のひとつだ

BIOSでオンボードCPUを確認。クロック周波数1.33GHz、FSB533MHzの「Celeron 215」を搭載しているのが分かる。製品情報によると製造プロセス65nmでTDP27W、L2キャッシュは512KBというスペックだが、Coreマイクロアーキテクチャ系CPUなのかは現時点で不明だ

スペックはシンプルでも価格は意外に安め!?

 CPU以外の詳細なスペックを見てみよう。拡張スロットはPCI×1、DDR2 DIMM×1(DDR2-400/533、1GBまで)という構成。オンボードインターフェイスはチップセット統合の“Mirage 1”によるVGAやサウンド機能(ADI/AD1888)、100/10Base-TXイーサネット(Broadcom)、IDE×1と非常にシンプルだ。また同製品はバルク版での入荷。付属品もドライバCDとI/Oパネル、IDEケーブル、スペックシールといたって簡素なものとなっている。
 気になる価格だが、本日入荷を確認したアークでは1万2980円。秋葉原でMini-ITXフォームファクタのマザーボードといえばVIAの独壇場といえる市場だが、安価な価格設定とインテル純正というブランド力はやはり強力。今後の展開次第ではVIAの強力なライバルとなる可能性も十分ありそうだ。

製品はバルク版で付属品もシンプル。VIAの独壇場といえる秋葉原でのMini-ITXフォームファクタのマザーボードだが、果たしてインテルがどれほど切り込めるかが見ものとなる

【取材協力】

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