以前、こちらでもお伝えした高速電脳10周年記念モデルとして登場したMini-ITXケース「KD-ENU10Mitx」の販売が今日からスタートしている。50台限定生産となる製品だ。
このケースは、企画が高速電脳、製造/設計が「SilentMaster」でお馴染みのJapanValueが担当している50台限定生産となる製品。アルマイト加工が施されたアルミ製筐体は、Mini-ITX対応にもかかわらず高い拡張性が施されており、ドライブベイは5インチ×3/3.5インチ×3/3.5インチシャドウベイ×3(オープンベイ排他使用)を用意。
同店が“ランドセル方式”と呼ぶリアのフード内には、奥行き140mm程度以下、非着脱式推奨という条件付きながら、通常のATXサイズの電源ユニットが搭載可能となっている。なお、この電源搭載部はメンテナンス性も考慮し写真のように同梱のステイにより跳ね上げ固定することが可能だ。
またMini-ITX対応ケースとなってはいるが、もうひとつユニークな使い方があるのも大きなポイント。実はマザーを搭載しない場合は最大8台のHDDを搭載可能で、最下段には防塵フィルター付き吸気口横にHDDケース用電源スイッチが別途搭載されている。
製品は全て手作り加工で、1台1台を丁寧に生産。「SilentMaster」で養われた徹底的な電磁波対策や防音/防振/静音にこだわった作りは、かなり秀逸な出来。価格は4万9800円と高価だが、同店で展示中のサンプル版を見れば、思わず頷いてしまうことだろう。