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店頭販売としては初となるモデル

エスケイネット、デジタルラジオとワンセグに対応したUSBスティックタイプのチューナー『MonsterTV 1DR』を発売

2007年05月17日 21時35分更新

文● 編集部 永水和久

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エスケイネット(株)は16日、デジタルラジオチューナーとワンセグチューナーを搭載したUSBスティックタイプの受信機『MonsterTV 1DR』を25日に発売すると発表した。価格はオープン。予想実売価格は1万3000円前後。エスケイネットが、(株)東京放送(TBS)と業務用のデジタルラジオ受信機を共同開発していることから、東京・赤坂のTBS本社で製品発表が行なわれた。

エスケイネットの代表取締役社長の妹尾 兼氏

エスケイネットの代表取締役社長の妹尾 兼氏

製品発表の挨拶では、エスケイネットの代表取締役社長の妹尾 兼(せのお かおる)氏が、「デジタルラジオはとにかく音がいいのが特徴。ぜひこの音質を楽しんでほしい」と述べた。

TBSラジオ&コミュニケーションズデジタル推進局デジタル推進部長の三村孝成氏

TBSラジオ&コミュニケーションズデジタル推進局デジタル推進部長の三村孝成氏

次に、(株)TBSラジオ&コミュニケーションズのデジタル推進局デジタル推進部長の三村孝成氏が、「デジタルラジオ放送はワンセグと異なり、新しいチャンネルが増えたと考えてほしい。そして、放送される番組はすべて専門性の高いものである。TBSではクラシック専門番組“OTTAVA”(オッターヴァ)を放送している。ぜひ聞いてほしい」と述べた。

店頭発売としては初となるモデル

MonsterTV 1DR

MonsterTV 1DR

MonsterTV 1DRは、パソコンのUSBポートに接続してワンセグ放送の視聴と録画が行なえるほか、デジタルラジオ放送の聴取と録音も行なえる受信機。チューナーモジュールにはシャープ(株)製のものを採用している。このモジュールは、高フレームレートで高サイズな動画放送などの、よりリッチなコンテンツの受信に必要な3セグメント放送にも対応しているという。

3セグメント放送 デジタルラジオは伝送方式に、1セグメント放送とその3倍の帯域幅を扱える3セグメント放送の2種類を採用している。1セグメント放送は音声放送に加えてEPG(電子番組)やデータ放送などが可能。3セグメント放送では、音声放送として5.1chや音声多重放送が行なえるほか、640×480ドット(毎秒30フレーム)の動画放送が可能となっている。

なお、デジタルラジオの視聴や録画に対応するパソコン用周辺機器の店頭販売モデルは、MonsterTV 1DRが初となる。

ワンセグ放送とデジタルラジオの切り替えは付属のアプリケーションソフトから行なう。ワンセグとデジタルラジオの両方で利用できるアプリケーションの機能としては、EPG(電子番組表)やデータ放送、設定した時間に録画/録音の開始と停止を行なう“留守録機能”(ラジオは今月下旬の無償アップデートで対応)などを搭載している。ワンセグは、インターネット経由で配信するiEPGにも対応している。対応OSはWindows Vista(32bit版)/XP SP2以上。

延長ケーブル+クレードルを装着

延長ケーブル+クレードルを装着

標準アンテナの代わりに、チューナー本体を自宅のアンテナジャックに接続するための専用F型コネクターケーブルを標準で同梱しており、ワンセグとラジオ両方に利用できる。パソコンからのノイズが気になるユーザー向けに、専用クレードルとUSB延長ケーブルも付属している。オプションとして、ブースター機能を備えたアンテナも用意される。このアンテナの価格はオープン。世予想実売価格は3000円前後。

NX-U10

NX-U10

高音質が特徴というデジタルラジオ対応に併せて、ヤマハ(株)のパソコン用スピーカー『NX-U10』(関連記事)とセットにしたモデル『MonsterTV 1DR + YAMAHA NX-U10』も発売される。こちらの発売日は6月上旬を予定し、エスケイネットの直販サイト“e-SHOP”とヤマハの直販サイト“Yダイレクト”で販売される。価格は3万2600円。このモデルには、ブースター付き外付けアンテナが特典として標準添付される。

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