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【レビュー】大画面テレビ+パソコン+HDDレコーダーで情報を縦横無尽に活用しよう

“インターネットAQUOS”LC-20D10 / PC-AX120S

2007年05月16日 17時57分更新

文● 伊藤裕也

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Core 2 Duo採用で大幅強化
Office搭載で遊び・仕事と便利に使える

スタイリッシュなデザインのフロントパネル。パネルの一部はカバーになっており、開けることでUSB・IEEE 1394などの入出力インターフェースや光メディアドライブにアクセス可能だ。なお、光メディアドライブのカバーは自動的には閉まらない。細かい話ではあるが、テレビを中心とした構成であることを考えると少々残念ではある

PC-AX120S背面

パソコンのケース背面。映像を出力するためのDVI端子をはじめ、テレビと連携するための通信端子、デジタル放送録画・再生用のi.LINKポートなどが並ぶ。拡張スロットは一切ないので、パソコンの拡張はi.LINKまたはUSB 2.0経由で行なうことになる

PC-AX120Sは、縦置き横置き両対応のコンパクトなボディーにデジタルビデオレコーダーの機能を詰め込んだパソコン。スペックは、CPUがノートパソコン向けのデュアルコアCPU、Core 2 Duo T5500-1.66GHz。チップセットはIntel 945GM&ICH7-M。メインメモリーは標準で1GB搭載しており、有償の増設サービスを用いることで最大2GBまで増設可能だ。グラフィックスはIntel 945GMチップセット内蔵機能を利用し、グラフィックスメモリーはメインメモリーの一部を割り当てる。ストレージは、HDDが250GBのSerial ATA/150接続に、光ドライブはDVD±R DL(デュアルレイヤー)対応のDVDスーパーマルチドライブといった構成だ。OSはWindows Vistaのエントリー向けエディション、Windows Vista Home Basicで、統合オフィス環境として『Microsoft Office Personal 2007』がバンドルされる。ビデオ機能がオンボードで、PCI Express x16やAGPの拡張スロットもないことから、最新の3Dアクションゲームはさすがに厳しいが、カジュアルゲームや一般的なアプリケーションであれば十分に動作する構成で、遊びから仕事までしっかりと対応できるようになっている。

ワイヤレスキーボード

キーボードはトラックボール搭載のRF無線式ワイヤレスキーボード。トラックボールとボタンの位置が両手で持ちながらでも楽に実行できるよう左右端に配置するなどの工夫がなされている

パソコンの付属品一覧

パソコン側にはキーボードや新設計のリモコンのほか、立て置き用のスタンドなどが付属している。新設計のリモコンについては後述する

ところでHDDの容量を見て、「テレビ番組の録画機能があるにしてはHDDの容量があまり多くないのでは?」と感じた人もいるかもしれない。先に触れた250GBのHDDはパソコン専用のドライブで、テレビ番組の録画にはケース内部にもう1台の録画用HDDが用意されている。というのも、今回の新モデルではパソコンとビデオレコーダーがケース内部では独立した構造となっているからだ。従来のインターネットAQUOSでは、Windows上で動作するアプリケーションからテレビ番組を録画するかたちを採用していただけに、この仕様変更はかなり大きい変化と言える。

Windows エクスペリエンス インデックスのスコア

Windows Vistaが評価するスコアはビデオこそ3.1と低いものの、CPUは4.7でメモリーは4.5と、ほかの数値は健闘している

Office Personal 2007の画面

Microsoft Office Personal 2007。画面にあるWord 2007、Excel 2007のほか、Outlook 2007を使用可能だ

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