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立見席100人以上! シャナ、キノ、いぬかみっの舞台挨拶に突撃!

2007年04月22日 21時00分更新

文● 藤山 哲人

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プレス向きの撮影会
このあとはじける舞台あいさつとなるが、取材陣向けの撮影では、みなさんちょっとフォーマルに。って! 誰だ正面からストロボを打っている取材陣! シャナの顔が……顔がっ!

 21日から日本全国でロードショー開幕した「灼眼のシャナ」「キノの旅」「いぬかみっ!」をさっそく観てきた。結論から言えば、
テレビを1回でも見たマニアなら絶対行けっ!
 ってなぐらいに、いつになく命令口調で叫びたいっ! 本編の密かな楽しみ方については、あとのお楽しみにするとして、とりあえずは“池袋シネマサンシャイン”で行なわれた、声優さんの舞台あいさつから見ていこう。

劇場を笑いの地雷原にした舞台あいさつ

 右上の報道向けの集合写真は、左から「キノの旅」からキノ役の前田 愛さん、「灼眼のシャナ」からは主人公で悠二役の日野 聡さん、そしてシャナ役の釘宮理恵さん。最後は「いぬかみっ!」からヒロイン、ようこ役の堀江由衣さん、主人公啓太役の福山 潤さんだ。
 舞台あいさつの様子は、ご覧の通り。

劇場内
コミケのときと一緒で、こういった場所では打ち合わせをしたかのように一致団結するマニアたち。みんなで作品を盛り上げよう! って雰囲気で劇場が満たされる

 土曜の午前9時50分という時間にもかかわらず、定員400名の劇場は満席! 写真は2階席から撮影したものだが、ここも満席。そしてちょうど2階席の真下には、立ち見が100人という盛況ぶりだ。筆者は3回目の上映開始前まで取材していたのだが、13時16時と回を追うごとに人が増えていたようだ。
 舞台あいさつが行なわれたのは、初回上映後と2回目の冒頭の2回。1回目は、取材陣も入るというということで、見どころや作品紹介が主な話題だったが、啓太役の福山さんが会場を笑いで沸かせる。なにせ“福山さん=啓太”そのものなのだ!
 2回目のあいさつでは、マニア向けに深く突っ込んだところまで話は進み、会場は笑いとうなづきに包まれる。

「灼眼のシャナ」悠二役の日野さん 「シャナ」悠二役の日野さんは、「何度も劇場に足を運びたくなる作品」と。そして「シャナのチラっとにもご期待!(会場爆笑)」だとか
「灼眼のシャナ」シャナ役の釘宮さん シャナ役の釘宮さんさんは、「久々のメンバー再開だったがアフレコはテレビ版の延長のようにスムーズだった」と
「キノの旅」キノ役の前田さん キノ役の前田さんは、「バイク(エルメス)で荒野を走るシーンが“何”かイイ!」と。また日野さんのチラを受けて「キノにはないんです……」とも(笑)
「いぬかみっ!」ようこ役の堀江さん 「いぬかみっ!」の堀江さんは、「楽しい作品なのでぜひ友達を誘ってきてください!」と。そして「“いぬかみっ!”は、チラどころじゃなくって……(会場爆笑)」と
「いぬかみっ!」啓太役の福山さん 福山さんは、「とにかく面白い! スタッフロールまで見逃せません!」そして「澄んだ泉のように清らかな作品である!(会場爆笑)」と

 芸能人の舞台あいさつだと“見る側”と“見られる側”に見えない高い敷居があるものだが、アニメの場合はまったくソレを感じない。観客と声優さんが自然体で一体となって作品を盛り上げるのをヒシヒシ感じるのだ。ん~、これってマニアじゃないと味わえない感覚だよ。筆者はつくづく思う、お前ら本当にイイ奴らだよ!
 以降は、筆者が劇場で同志とともに観た視点で、マニアックな楽しみ方をお伝えしよう。取材陣だけ集めた試写会とは空気が違うのだよ! 雰囲気がっ! ネタバレ厳禁で、作品性やらをヌキにして、フランクに行こうや!

キノ、シャナ、いぬかみっ! のSDキャラが暴れまくる
オープニングアニメは爆笑モノ!

 3本同時上映の前に流れるオープニングアニメは、笑いどころ満載のラブコメ仕立てになっている。池袋に観に行こうって人は、あらかじめ次の場所をよーく観てから、席について欲しい。

・劇場前の道路
・場内入り口の売店スペース
・1階席のトイレに向かう通路

 ストーリーは、啓太とようこ、悠二と吉田さんが映画館に行き、それをシャナとアラストールが尾行するって展開なのだが、コレ全部“池袋シネマサンシャイン”だったりする。雰囲気や位置関係を覚えておいてからOPアニメを見ると、面白さ倍増! 関東近辺在住であれば、池袋で観ることをオススメする。
 そこに一人、世界観ボケして、ひらすらわが道を行くキノも絡んで、ドタバタの大騒ぎ。シャナもようこも、炎の使い手だから萌え萌えにして燃え燃えなのだ。

「劇場版 灼眼のシャナ」マニアックス

灼眼のシャナ
声優さんのサイン入りポップは、池袋シネマサンシャイン2階席入り口付近にある

 恐らく個人のBlogサイトなどでは「テレビ版の焼き直しじゃネーか」という悪口もあるだろう。確かに前半は、シャナの世界を知らない人のために、あの壮大なスケールの世界観を説明するのに費やされている。がっしかーし! 劇場の同志は始終無言で食い入るようにスクリーンを見つめたということを付け加えておこう。
 結構忘れてるんだわ。話の大筋とか設定とか。そりゃ週に100本(専門チャンネル除く)もアニメやってりゃ、誰だって忘れるわな。
 だけど不思議なことにシャナの名セリフ

「うるさい! うるさいっ!! うるさ~いっ!!!」

 ってのを耳にすると、いろいろ思い出してくる。専門用語の多く壮大な世界観だけに、思い出すのも時間がかかるってもんだ。逆にシャナをはじめて観るマニアにとっての前半は、一字一句聞き逃さないようにガチ勝負でかからないと、後半ぽか~んなので注意。
 そして前半最大の楽しみは、シャナファンの大好きな第4話だっ! シャナが着替える間、主人公が押入れに入ってるあのシーン!!  スキだろ~。筆者は好きだ! 確かにテレビと同じ構図だったりするのだが、シャナの微乳が揺れるのだっ! ぷるるんっ!って! さっきビデオで確認したが(笑)テレビは揺れてないっ! まず最初の見どころだ!
 そしてシャナと主人公が、雨降る夜に屋根で語り合うシーン。筆者の目がフシアナでなければ、劇場版は裸だっ! 素敵だっ! サイコーだっ! ここでも微乳を堪能できる。
 後半からは、劇場版ならではのアクションシーンが炸裂でほぼ描き起こし。カット数も“劇場版ならでは”ってんで、短いカットをバシバシ切り替えて、斬ったり蹴ったり殴ったりブッ飛ばしたりで、緊迫のアクションが楽しめる。なによりテレビで見ているのと、音が違う! サラウンド音声で「007」シリーズよろしくドッカン!どっかん爆発するから、腹の底まで震えてくる。コレ聴いちゃうとテレビの爆発音なんか、運動会のスタートピストルなみのショボさだ。
 そして遊園地でのバトルシーンは、まばたきするな! マニアなら20分ぐらいガマンできるだろう。なにせこのシーンには、1/24秒単位でパンチラシーンが仕込まれてたりする。まだマニア半人前の筆者は、まばたきをこらえきれず4回しかカウントできなかったが、まだあるハズだ! ゲームで鍛えたその動体視力で、リアル血眼になって探せっ!
 お話の展開も、畳み掛けるように進むので、観客全員もうスクリーンに釘付け。主人公の謎解きと平行して、何回も訪れるシャナのピンチと、手に汗握る展開だ。ラストには、涙を誘われるシーンもある。
 そうそう、姉さんのマージョリーも大活躍するし、魔道書マルコシアスの岩田光央節も炸裂してる! これだけ言ってDVD化を待つなんてマニアいないよな? 今すぐ劇場に急げ!

「劇場版 キノの旅 The Beautifl World 病気の国 -For You-」

「キノの旅」
「キノの旅」のポップには、前田 愛さんのサインあり!

 正直に言おう。筆者はテレビ版見てなかったし、この系のファンタジーはあまりスキじゃない。だから、最初の2~3分はトイレ行くのに席を立ってしまった……。
 がっ!席に戻って途中から見はじめたら、おもしれーじゃないのさっ! マニアックス的な見方はできないのだが(って、そんな作品じゃネーって)、純粋にお話が面白い。というか、考えさせられる作品。
 国民の大多数が住む、無菌で昼夜すら管理された閉鎖空間のドーム都市に住む少女から、届け物を頼まれたキノが、選ばれたエリートだけが住める荒れ果てた荒野の地にいる少女の友達に持っていくというストーリーだ。しかしその先には、軍の限られた者のみが知る真実があり、徐々に謎が解き明かされてゆく。
 対極する都市の中に住む人々のそれぞれの想いと葛藤が、ドラマとしてものすごく面白く描かれている。ぶっちゃけて言えば、次のようなシチュエーションならどっち取るよ? って感じ。

A) 幼なじみで妹のツインテール美少女だが、中身は安倍総理
B) 外見は安倍総理だが、ツンデレ・ドジッ娘でお兄ちゃん(読者)にベッタリ

 作品のイメージぶっ壊しちゃうかもしんないが、そんな究極の選択と葛藤だ(笑)。
 今思えば、キノは最初から観るべきだったと反省。マジ、面白かったので筆者は今度DVDを借りてくるつもりだ。

「いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官 仮名史郎っ!」

いぬかみっ!
筆者も欲しいのだが、持って帰らないように! こちらは堀江さんと、福山さんのサイン

 ある意味「キノの旅」に対極する、思いっきりバカアニメ。これは何も考えずに、ただ爆笑につぐ爆笑で楽しむ作品だ。だから世界観の説明もありゃしないし、ようこが何で炎をあつかえるとか、啓太がケンカに強いとか、あまつさえ啓太が9人もの美少女をはべらかせている理由なんで説明するだけ無駄。
 物語は、仮名史郎(ベージュのトレンチコート着てた速水奨ね)のお葬式からはじまっている。なぜ死んでしまったのか?をさかのぼって行くストーリーだが、話の骨格からしてバカ(笑)。劇中に登場したヘンタイさん(頭にパンツかぶったオヤジとか、ブラ付けているマッチョを覚えているか!?)、実は巨大変態組織だったらしく、街のヘンタイさんを一斉排除しようと内閣が動き出したのだ!
 場内から爆笑の衝撃波を発射したトリガーは“リリカルなのは”のコスプレをしたヘンタイさん。アキバにいそうな妙なリアル感もあり1枚絵としても笑えるのに、セリフと音が入ってるからその威力はマッハ10クラス。立て続けに“涼宮ハルヒ”のコスプレをしたヘンタイさんも登場し、場内はアメリカ人ばりに手を叩いての大笑いだ。
 声優の舞台挨拶の通り、お色気フェーズもしっかりサポート。いぬかみたちが、水色にパープル、黄色にピンク、白にオレンジとブラとパンツをさらけ出し、呑めや歌えの大騒ぎになる。それはもう、お花畑の様相。これこそ“秘密の花園”である!
 一方主役の啓太も負けてない! 後半15分は、ズーッと“裸王”。例のキン隠し“ゾウさん”は後半出っ放しだ。シーンによっては、お尻丸出しになって、ピンクのゾウさんも急遽登場。さらには、“メカ”ゾウさんも登場し、必死に隠してまわるのだ。
 また舞台あいさつであった“スタッフロール”も、会場を爆笑の渦に巻き込む。ちょっと目を離しただけで、かなりスクロールしてしまうから、もう少しヒント。声優さんの名前をしっかり見るように! これで笑えなかったら、あんたマニア失格だよ……。

結論! 劇場八ヵ条!

 というわけで「劇場版 灼眼のシャナ」「劇場版 キノの旅 The Beautifl World 病気の国 -For You-」「いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官 仮名史郎っ!」の3本立て「電撃文庫ムービーフェスティバル」を楽しむ上での八ヵ条である。コレを守らずして、楽しむべからず!

劇場八ヵ条!

第一条 シャナの前半は設定を思い出す時間。つべこべ言ってる暇あったら、設定思い出せ!
第二条 後半戦は“まばたき”するな! パンチラ探せ!
第三条 涙もろいマニアはサングラス持っていけ!
第四条 「キノの旅」も衝撃力抜群! 
第五条 作品にならって、身の回りの対極することや葛藤をもう一度考ろ!
第六条 「いぬかみっ!」はバカになって観ろ! 笑ったモン勝ちだ!
第七条 ヘンタイさんには“なのは”“ハルヒ”以外もいる!探せっ!
第八条 背景の絵にごまかされて、スタッフロールの声優名を見逃すな!

池袋シネマサンシャイン
写真は池袋シネマサンシャイン。サンシャイン60のビル内じゃないから注意!あと入場前に周辺をよく見ておくように!

 「電撃文庫ムービーフェスティバル」は、4月21日よりロードショー公開されている。4月21日現在の上映中の劇場は、次の通り。

東京:池袋シネマサンシャイン
川崎:川崎チネチッタ
大阪:テアトル梅田
京都:MOVIX京都
幕張:シネプレックス幕張
神戸:シネカノン神戸
名古屋:ゴールド劇場
福岡:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
札幌 ユナイテッド・シネマ札幌
ほか

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