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「音はわざと外していない」 ニコニコ動画の“Fooさん”を独占取材

2007年04月16日 22時00分更新

文● 広田稔(編集部)

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ヘタウマなリコーダー演奏で大人気


ニコニコ動画

“ニコニコ動画”

 “ニコニコ動画”といえば今年1月にβテストを、3月に“γ”サービスを開始し、一部のネットユーザーから熱狂的な支持を集めている動画共有サービスだ。そのニコニコ動画で密かに話題となっている“Fooさん”(ふーさん)さんをご存知だろうか?

 ニコニコ動画では、投稿された動画が削除された際、童謡のメロディーとともにお詫び用の動画が現われる。この童謡をリコーダーで演奏している人物こそがFooさんだ。

お詫び

ニコニコ動画では、動画が何らかの原因で削除された際、代わりにお詫び動画の“御アクセス頂き、ありがとうございます”が流される。このお詫び動画にもいくつかパターンがあり、当初は文字のみだったが、現在はゲーム『喧嘩番長 フルスロットル』の画像が現われるものに進化している

 何がそんなにすごいのか? 百聞は一見にしかずで、まずは動画投稿サービス“AmebaVision”で公開されているFooさんの演奏を聴いてほしい。

 明らかに下手だが、それが逆にいい味になってよく感じるという“ヘタウマ”の典型で、一度聴いたら耳から離れない。お詫び動画のコメント欄でも、その予想もつかない音の展開に、「ふいた」「曲違うだろ」「これはひどい」といった絶賛(!?)の声が寄せられている。

 編集部では4月、都内某所にてこのFooさんの独占インタビューに成功。誰もが感じるであろう「本気で吹いてるの!?」という疑問をぶつけてみた。同時にニコニコ動画のディレクションを担当する中野真氏も取材し、Fooさんを起用した切っ掛けを聞いた。


(次ページに続く)

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