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ターボリナックス、パートナープログラムでIP-PBXを拡販

2007年03月14日 21時21分更新

文● アスキービジネス編集部

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ターボリナックスは、IP-PBX事業の拡大を目的としたパートナープログラムを開始した。システムインテグレータなどをパートナーとして募り、同社が販売するIP-PBXソフト「InfiniTalk」の販売を拡大する。


引き合い増を受けて地方顧客への対応体制を構築へ


 ターボリナックスの「InfiniTalk」は、オープンソースの「Asterisk」をベースに、同社独自の機能拡張を行なったIP-PBXソフト。NTT東西のひかり電話ビジネスタイプやMEDiA IP PHONEなどのIP電話サービスに直接接続が可能なため、別途メディアゲートウェイを設けず低コストでIP電話を導入できるのが特徴。ソフトウェアとして提供されるため、カスタマイズ案件にも柔軟に対応可能で、IVR(音声自動応答)などの開発プラットフォームとしても利用実績がある。

 今回開始した「InfiniTalkパートナープログラム」は、主にシステムインテグレータやネットワークインテグレータに対し、PCサーバベースのIP-PBXによる付加価値ビジネスを促進するためのプログラム。これまで電話関連商材を扱ったことがない企業にも、同社が営業・マーケティング・技術面でバックアップを行なう。また、案件の紹介や、ソリューション開発支援、パートナーが開発した関連ソリューションの相互販売などのビジネス機会の創出も目的としている。

 InfiniTalkパートナープログラムへの参加には、同社のLinux製品を扱うパートナー向けのプログラム「TurboLINKS基本プログラム」への加入が必要。年間契約料金は、技術トレーニング、評価用ライセンス、バックエンドサポートと同社製品の仕切り価格での販売を含み、30万円(税別)となる。

 InfiniTalkの販売は、従来、同社の直販または特定のパートナー経由に限られていた。今回のパートナープログラムの開始について、同社では「IP電話の普及とともにInfiniTalkの引き合いも増大しており、特に地方の顧客などへ対応する体制の構築が必要となったため」説明している。同社では今後1年間に、全国で50社程度までパートナーを増やす計画だ。

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