アジルネットワークスは「クラウドPBX」を謳うオンラインPBXサービス「アジルフォン3.0」を、9月1日から開始することを発表した。従来のアジルフォンでは、個人向け、法人向け、AsteriskやIP-PBX接続、携帯電話の内線化、Skype接続などのサービスが異なる名称で提供されていたが、今回からすべてのサービスを統合。SIP端末、既設ビジネスホンやPBX、Asterisk、Skypeなどをすべて内線電話用の端末として扱うことが可能になった。通常の携帯電話もビジネスホンの子機として利用でき、オフィスと携帯電話間で内線通話が行なえる。

アジルフォンの電話帳の検索画面
機能面も大幅に強化。従来の内線での発着信、保留、転送、グループ着信などの機能のほか、通話のモニタリングや録音、IDごと個別の留守番電話、同時5人までの電話会議、Webブラウザからの発信が可能なWeb電話帳などの機能が追加された。また、内線グループ全体を管理するCIDと別に、端末ユーザーIDごとの管理ページも用意され、着信履歴や留守番電話の管理が行なえる。
料金は機能ごとに設定されており、CIDごとの月額料金は以下の通り。
UID種別 | 月単価(税込) | 備考と説明 |
---|---|---|
SIP端末 | 1890円 | SIP電話機、SIPトランク、IAX対応 |
携帯電話 | 1890円 | 携帯電話の内線化 |
アジルセンター | 1890円 | センターにアクセスし内線化。留守電などのさまざまな機能が可能に |
電話会議室 | 1890円 | 電話会議室(同時通話5人まで) |
既設PBX | 1890円 | GW装置設置による既設PBX連携 |
既設子機 | 1890円 | 既設のPBXの下にある内線子機に付与する |
設置GW | 1890円 | 外線につなぐとき |
DID | 210円 | 電話番号代 |
請求書発送 | 315円 | 明細はWeb |
モニタリング | 1890円 | ヒアリング機能のみ |
全通話録音 | 1890円×全ID | 最長6ヶ月データ保存 |
