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オリンパスイメージング、USB直結型ICレコーダーに容量2GBの新製品『Voice-Trek V-61』を発表

2007年03月14日 11時00分更新

文● 編集部 小西利明

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オリンパスイメージング(株)は14日、パソコンのUSBポートに直結できる“セパレート型デザイン”のICレコーダー『Voice-Trek V-61、V-51』を23日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。

『Voice-Trek V-61』

2GBの内蔵メモリーと、高音質録音/再生機能を取り入れた『Voice-Trek V-61』

Voice-TrekのVシリーズは、ICレコーダー本体に接続用のUSBポートを装備。乾電池収納部を取り外すことで、別途接続ケーブル等を用いることなく、パソコンのUSBポートに直接装着できる“USBダイレクト接続”の手軽さが人気のICレコーダーである。録音形式もWindows標準搭載のWindows Media Playerで再生可能なWMA形式であり、特別な転送ソフトが不要で、エクスプローラ等でICレコーダー側からパソコン側に、録音ファイルをコピーするだけで再生できるという手軽なものである。

乾電池収納部(写真左下)を分離すると、本体部分にUSBコネクターが顔を出す。ケーブルいらずでパソコンと手軽に接続できるのが利点

乾電池収納部(写真左下)を分離すると、本体部分にUSBコネクターが顔を出す。ケーブルいらずでパソコンと手軽に接続できるのが利点

新製品のV-61、V-51ではUSBダイレクト接続を継承しながら、USB 2.0のHigh Speedモードに対応したことで、従来製品と比較して7倍以上の高速なデータ転送を可能にしている。さらにV-61は2GBのフラッシュメモリーを内蔵したことで、最長約555時間45分(LPモード時)、最高音質の“ステレオXQモード”でも約35時間30分もの長時間録音を可能としている。V-51は同様に、最長約277時間35分、最高音質時は約17時間40分となる。

『Voice-Trek V-51』

1GBメモリータイプの『Voice-Trek V-51』

録音時の周波数特性やノイズ除去機能については、2006年11月発表の『Voice-Trek DS-50』と同等の機能を搭載。ステレオXQモードでは、50~19kHzの広い周波数帯域での録音により高音質を実現。入力音声から雑音を推定して除去するノイズキャンセル機能や、300Hz以下の低域ノイズをカットするローカットフィルター機能などを備え、さらなる高音質化を図っている。

また、再生スピードを0.5倍~1.5倍速の間で9段階変化させられる“早聞き・遅聞き機能”も備える。語学学習や聴き起こしのような、正確な聞き取りが重視される用途に適する機能である。その他に、パソコンから取り込んだWMAファイルやMP3ファイルを再生する、オーディオプレーヤー機能も備える。

バッテリーには単4電池を1本使用するが、従来機種より消費電力の低減も図られており、アルカリ乾電池使用時の連続録音時間は最長約21時間(LPモード時)、音楽再生時の連続再生時間は約19時間(MP3再生時)となっている。サイズは幅38.6×長さ94.8×高さ11 mm。重量は47g(アルカリ電池含む)。マイクロホンは内蔵のステレオマイクを使用するほか、別売りのマイク接続用のピンジャック(3.5mm)も備える。

予想実売価格は、V-61が3万円前後、V-51が2万円前後。

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