このページの本文へ

トレンドマイクロ、中小企業向けの総合セキュリティソフト「ウィルスバスター ビジネスセキュリティ3.5」を発表

2007年02月15日 20時05分更新

文● アスキービジネス編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

トレンドマイクロは、中小企業向けの総合セキュリティソフトの最新版「ウィルスバスター ビジネスセキュリティ3.5」を発表し、あわせて製品価格の値下げを行なった。2007年2月28日からの出荷開始を予定している。

中堅中小企業には、一元管理可能なセキュリティソリューションが必要

 トレンドマイクロは、中小企業向けの総合セキュリティソフトの最新版「ウィルスバスター ビジネスセキュリティ3.5」を発表した。同社の調査によれば、従業員100人未満の企業におけるクライアントPCへのセキュリティソフト導入率は約90%に達しているが、そのうちの約40%は個人向けの製品を導入しているという。セキュリティの専任担当者が確保しづらい中堅中小企業では、管理や運用の面で不安が残り、PCをめぐるさまざまな脅威に対応できる一元的管理可能な製品が求められている。

 ウィルスバスター ビジネスセキュリティ3.5は、既存のウィルス対策に加えて、スパイウェアやボット型ウィルスへの対策を大幅に強化した中小企業向けの総合セキュリティソフトだ。これまではウィルスバスター ビジネスセキュリティに同梱されていた「スパイバスター ビジネスセキュリティ」の機能を統合し、導入および管理を一元化した。また、短期間に多くの亜種が発生するため、既存のパターンファイルによる対策だけでは対応しきれないボット型ウィルスに有効な「IntelliTrap」機能も追加している。

TrendMicro ウィルスバスター ビジネスセキュリティ3.5

TrendMicro ウィルスバスター ビジネスセキュリティ3.5

 管理用マシンからネットワーク内のマシンに関する、パターンファイルの管理、脆弱性有無の確認、ライセンス管理などが行なえるほか、レポートの自動生成にも対応している。

 管理用サーバの要件はWindows 2000(SP2以降)、Windows Server 2003、Windows XP(SP1以降)、Windows Small Business Server 2000/2003、WebサーバがIIS 5.0/6.0、Apache 2.0以降。対応しているクライアントOSは、Windows 2000(SP2以降)、Windows Small Business Server 2000/2003、Windows XP(SP1以降)、Windows Server 2003。

 新製品の投入にともない、標準価格を最大約63%値下げした。ユーザー数ごとの税込価格は以下のとおりだ。下記の金額には1年間のサポートサービス料金を含む。なお、2年目以降のサポートサービス更新には、別途更新料が必要(5~25ライセンスは価格の80%、50ライセンスは価格の50%)となる。

ユーザー数 新価格 旧価格
5 2万8875円 7万7175円
10 5万7750円 15万4350円
15 8万6625円 (新発売)
25 14万4375円 36万2250円
50
ライセンス版
34万1250円 68万2500円

カテゴリートップへ