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小島寛明の「規制とテクノロジー」 ― 第53回

デジタル通貨をめぐる“戦争” すぐそこに?

2019年12月16日 09時00分更新

文● 小島寛明

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 核開発を加速させる北朝鮮が、米国の本土全域を射程に入れる核ミサイルの開発に成功。その際、北朝鮮が核開発に必要な資金調達に用いたのは、デジタル人民元だった――。

 こうしたシナリオはいまのところ現実にはなっていないが、米国内では実際にこうした事態を想定した議論が始まっている。

 ハーバード大公共政策大学院は11月、「デジタル通貨戦争:シミュレーション国家安全保障クライシス」の題で、デジタル通貨の脅威に備えるシミュレーションを公開で実施した。

 安全保障の専門家たちが参加したシミュレーションを報じたウォールストリート・ジャーナルは、12月10日付で「デジタル通貨戦争に現実味、今すぐ備えを」との記事を公開している。

 かなりあおり気味のシミュレーションと論説記事だが、背景には、米ドルの立場がゆらぎかねない現状への危機感がありそうだ。

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