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アスキー腕時計人気ブランド図鑑 第11回

絶対に後悔しない腕時計選びのために──名門時計ブランド・その魅力と定番モデル

ブライトリング人気腕時計「プレミエ」が40年の時を経てよみがえった

2019年03月04日 19時00分更新

文● 渋谷ヤスヒト

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前回、第2回では「ブライトリング=アヴィエーション(航空)ウォッチ」、そして「ブライトリングープロのための腕に着ける計器」というブランドイメージを確立した「ナビタイマー」コレクションの世界と最新モデルをご紹介しました。今回は、1940年代に誕生した「プレミエ」シリーズの歴史と魅力。そして2018年秋に発売された、新生「プレミエ」の最新モデルをご紹介します。

2つのインダイヤルが文字盤3時位置、9時位置に横に並ぶツーインダイヤルのクラシックなスタイルで、完全自社開発製造のクロノグラフムーブメント「キャリバー01」を搭載する「プレミエ」コレクションのトップモデル「プレミエ B01 クロノグラフ 42」。角型のプッシュボタンは1940年代のオリジナルモデルを継承したもの。COSC公認クロノメーター。自動巻き。SSケース。クロコダイルストラップ。ケース径42mm。100m防水。パワーリザーブ約70時間。92万円(税抜)

ジョージ・カーンの「発見」

 2018年秋、ブライトリングのジョージ・カーンCEO(最高経営責任者)は、2017年に発表した「ナビタイマー 8」に続いて、自身が手がけた2つめとなる新コレクションを発表しました。それが創業者レオン・ブライトリングの孫で1932年から会社を率いたウィリー・ブライトリングが1940年代に開発・発売を開始したエレガントなクロノグラフの名前とスタイルを受け継ぐ「プレミエ」です。

1946年のプレミエの広告

 カーンはCEO就任当時から「ブライトリングのアーカイブを調べて、航空計器やパイロットウォッチだけにとどまらないブランドの魅力を発見した。歴史に埋もれていた、それ以外の世界にも光を当てる」と宣言していました。「プレミエ」コレクションは彼の「ナビタイマー 8」に続く「発見」の成果なのです。

1946年当時、クロノメーター検定書と共に製品の品質の高さをアピールする広告

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