GMOサイバーセキュリティ byイエラエは10月19日、日本企業を狙った不正アクセスの攻撃基盤を調べ、自律型のセキュリティ検証システム「ARTEX」が使われていることを確認したと発表した。同社が標的として確認した企業のうち、8社は9~10月に情報漏えいを公表しているという。
ARTEXは、AIがシステムの弱点を探すペネトレーションテスト(侵入テスト)用システム。本来は安全性の確認に使う技術だが、企業への攻撃に悪用されていた。同社は14日の報告で、残された記録からAIによる攻撃の可能性が高いとしており、攻撃基盤の調査で裏付けが得られたとしている。
最初に調べた攻撃基盤は、同社が観測できた範囲ではほぼ日本だけを狙い、約20社を標的としていた。このうち9社は同じ業種だった。さらに調査を進め、日本企業を中心に狙う、AIを使った攻撃基盤を6台発見したという。
同社は、国や業種を絞り、攻撃ごとに別のホストを用意する手口とみている。米CrowdStrikeも10月7日、韓国の金融機関への攻撃でARTEXが使われたと報告しており、GMOは日本でも同様の手口が使われている可能性を指摘した。被害の拡大を防ぐため、調査情報は法執行機関に共有している。
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