Mr.ウォーカー玉置泰紀が厳選! おすすめスポット/アイテムベスト5 第37回

【決定版・東海の実りの秋を満喫】10月に旬を迎える味覚狩りスポットベスト5! 東海エリアの自然と果実が織りなす秋の味覚を堪能する

文●玉置泰紀(元角川アスキー総合研究所・エリアLOVEウォーカー総編集長、一般社団法人メタ観光推進機構理事)

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栗拾い。秋の風景。収穫の秋。栗の実

 伊勢湾の潮風を受ける知多・三河の海岸線から、御嶽山や北アルプスの雄大な山麓まで、変化に富んだ地形が幾重もの微気候を生み出す東海エリア。海から山へとコンパクトに移動できるこの地では、秋の深まりとともに日本有数の果樹や特産品が次々と食べ頃を迎える。さわやかな秋晴れの中、山あいの果樹園へと足を伸ばそう。

中津川の栗きんとん

 五感をフルに使って恵みをダイレクトに味わう「味覚狩り」は、この季節の行楽において最高のエンターテインメントだ。 今回は、10月にまさに旬を迎える極上の味覚に絞り、東海エリアでファミリー層の週末のお出かけニーズに応える、絶対に外せないスポットベスト5をお届けするぞ!

秋の味覚狩りを楽しむ3つのポイント

旬の味覚をその場で味わう

スーパーや店頭に並ぶものとは一味違う、樹上から直接もぎ取り、イガから大粒の実を拾い出すフレッシュな味わいは格別だ。

家族みんなで体験する収穫の歓び

自分の手で収穫するワクワク感や自然に触れる体験は、子どもたちにとって忘れられない素晴らしい思い出になる。

秋のドライブと合わせて満喫する休日

浜名湖や三河湾の穏やかな柑橘ロードから、飛騨や木曽路の山あいの里山まで、東海ならではの歴史と風景が交差する旅をデザインしよう。

10月に旬を迎える味覚狩りおすすめベスト5

第5位:日本アルプスの清涼な空気が育む高冷地のみずみずしさ

岐阜県高山市久々野町「りんご狩り」

10月にりんご狩りをする小学生の男の子と女の子(イメージ)

 県内一のりんご栽培面積(約28ha)を誇る高山市久々野町。標高が高く昼夜の大きな寒暖差と澄んだ水に恵まれたこの高冷地エリアでは、10月はりんご狩りの最盛期を迎える。果肉が締まり、爽やかな酸味と濃密な果汁が溢れ出す実を樹上から直接もぎ取ることができる。

おすすめポイント:飛騨の自然に包まれながら、もぎたての味わいに心が躍る。情緒あふれる高山城下町の散策や、周辺の温泉地とあわせたプランが映えるロケーションだ。

アクセス:中部縦貫自動車道「高山IC」より国道41号経由で約30分

行きやすさ:★★★☆☆ 乗鞍岳や御嶽山の美しい山並みを眺めながら、秋の山路をゆくルート。

飛騨高山観光公式サイト:https://www.hidatakayama.or.jp/

第4位:三河湾の温暖な南風が育て上げる早生みかんの郷

愛知県蒲郡市「みかん狩り」

みかん運搬用モノレール(日本、愛知県、蒲郡市)

 三河湾から吹き上げる温暖な南風と、扇状地の水はけのよい畑が柑橘を育む蒲郡市。東海地方を代表する一大みかん産地であり、10月上旬からは露地のみかん狩りがスタートする。東海道新幹線の車窓には、三ヶ日と蒲郡のみかん看板が相次いで現れ、静かな"アピール合戦"を繰り広げていることでもおなじみだ。

おすすめポイント:山肌に広がる果樹園からきらめく三河湾を遠望しながら、鈴なりに実った小ぶりで甘酸っぱいみかんを次々ともぎ取る体験は格別。絶景の「オレンジロード」沿いのロケーションも魅力だ。

アクセス:東名高速道路「音羽蒲郡IC」よりオレンジロード経由で各農園へ

行きやすさ:★★★★☆ 高速からのアクセスが良く、海の絶景を眺めながら気軽に日帰りのお出かけができる。

一般社団法人 蒲郡市観光協会:https://www.gamagori.jp/

第3位:中山道の宿場町で秋の和菓子文化を堪能する

岐阜県恵那市・中津川市エリア「栗拾い」

恵那市の山村風景

 江戸時代から中山道の宿場町として栄え、秋になれば全国の和菓子ファンがこぞって訪れる日本屈指の栗の郷。恵那・中津川エリアでは、9月のシーズンを経て、10月上旬まで収穫が続き年によっては延長営業を行う園もある(※訪問時は要事前確認)。木立の中でイガに包まれた大粒の実を自分の足と手で拾い出す、本格的な秋の味覚狩り。

おすすめポイント:収穫した栗を持ち帰るのはもちろん、地元の老舗が手がける名代の「栗きんとん」の食べ歩きとセットで味わい尽くそう。

アクセス:中央自動車道「恵那IC」または「中津川IC」より各農園へ

行きやすさ:★★★★☆ 中央道からの導線がスムーズで、木曽路の旅情に浸れるドライブコース。

一般社団法人 中津川観光協会:https://nakatsugawa.town/

第2位:浜名湖の温暖な気候が守り続けるブランド柑橘の誇り

静岡県浜松市・三ヶ日町「みかん狩り」

ミカン畑から見える三ケ日ジャンクション

 日本全国にその名を知られるブランド「三ヶ日みかん」の本拠地・三ヶ日町。浜名湖畔に広がる丘陵地帯は水はけが極めて良く、湖陸風と太陽の恵みを一身に浴びた斜面の果樹園からは黄金色の果実がたわわに実る風景が広がる。10月は極早生(ごくわせ)みかんからシーズンがスタートする。

おすすめポイント:程よい酸味と濃厚なコクが凝縮された三ヶ日みかんは、一度口にすると手が止まらなくなる美味しさ。湖畔の秋風を感じながら、ファミリーで賑やかにもぎ取り体験を分かち合おう。

アクセス:東名高速道路「三ヶ日IC」より浜名湖周辺の各農園へ

行きやすさ:★★★★★ ICからすぐの好立地に多くの農園が点在しており、抜群のアクセスの良さを誇る。

浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(浜松・浜名湖観光情報):https://www.hamamatsu-daisuki.net/

三ヶ日みかん

第1位:次郎柿・富有柿を生んだ東海の大地で味わう秋の果実

愛知県豊橋市・豊田市エリア「柿狩り」

ザルに盛られた愛知県豊橋市産の次郎柿

 日本を代表する甘柿の二大品種――次郎柿は静岡県森町の原木(県の天然記念物)から広がり、富有柿は岐阜県瑞穂市の居倉御所から生まれた。そんな「甘柿のふるさと」である東海エリアにあって、豊橋市は次郎柿の生産量日本一を誇り、豊田市猿投などの中山間地域でも柿栽培が盛んだ。10月中旬、早生品種から順次スタートし、秋の日差しを浴びて艶やかに色づいた柿をもぎ取る収穫体験が待っている。

おすすめポイント:シャキッとした心地よい歯応えと、あふれ出す上品で濃厚な甘みは甘柿ならではの魅力。東海が誇る柿文化のストーリーを背景に、実りの秋を深く実感できる。確かな味わいと優れたロケーションから、文句なしの第1位だ!

アクセス:東名高速道路「豊川IC」または東海環状自動車道「豊田藤岡IC」等より各農園へ

行きやすさ:★★★★☆ 交通アクセスに優れ、自然と歴史を巡る旅の目的地として最適。

豊田市観光協会(ツーリズムとよた):https://www.tourismtoyota.jp/

ほの国東三河めぐり:https://www.honokuni.or.jp/

編集後記:さあ、実りの秋のフィールドへ飛び出そう!

 今回のベスト5を並べてみると、東海エリアの時間軸が見えてくる。高山のりんごや恵那・中津川の栗が秋の深まりを告げ、蒲郡や三ヶ日の太陽を浴びたみかん、豊田や豊橋の歴史ある甘柿へとバトンがつながっていく。10月の味覚狩りは、秋の実りのリレーの、ちょうど中継地点に立ち会う旅でもあるのだ。 出かけるなら、持ち帰り用の袋や動きやすい服装を忘れずに。週末は家族や仲間とともに、東海の里山や果樹園へ繰り出してみよう。

 収穫のあとは、飛騨高山の名湯や浜名湖畔の温泉地などに立ち寄り、心身を癒やしながら地元のグルメを味わうことで、旅の満足度がさらに高まる。なお、今回の東海版では愛知・岐阜・静岡の各スポットをご紹介したが、三重県でも美しい自然の中での味覚狩りや秋の美食が待っているため、あわせてチェックしてほしい。

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