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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第172回

ついにAIキャラクターと“ビデオチャット”へ 「MiniMax H3」がリアルタイム生成に接近

2026年09月07日 07時00分更新

文● 新清士

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「続きを見る」から「続きを作る」へ リアルタイム生成が変える未来の動画

 高速性と品質の両方を求めると、どうしても生成に使うPCに高いスペックが求められます。高速化を求めれば品質が落ち、品質を求めれば生成時間が長くなります。それでも、用途に応じたさまざまな手法が試され続けており、H3の可能性は広がり続けています。

 これらのことが示唆するのは、生成AI動画を使ったリアルタイム性を持つサービスが、今後、急激に一般化する可能性が高いということです。速度と品質に何を求めるのかは、コストとのバランスをどこに置いて展開するかという問いに言い換えることができます。そして、長期的な視点で考えると、最終的にはコンピューティング環境の性能向上によって、リアルタイムに世界が生成され続けることが当たり前になっていく可能性が高いのです。それは、さまざまな動画サービスの再定義を迫るでしょう。

 視聴者が、自分の見たい物語や映像をオーダーメイドで指示して、ずっと見続けられる未来の実現は、おそらくそう遠くありません。

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筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。株式会社バリーン・スタジオ Creative Tech Lab./デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。2026年3月に発売したクラフト系サバイバルゲーム「Exelio」のAIによるキャラクターデザイン、3Dプロップの作成を担当。著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

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