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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第172回

ついにAIキャラクターと“ビデオチャット”へ 「MiniMax H3」がリアルタイム生成に接近

2026年09月07日 07時00分更新

文● 新清士

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キャラクターを保ったまま動画を生成 「待ち時間ゼロ」のゲームも登場

 人物の一貫性については、FastH3ではまだRef2VA(リファレンスから動画と音声・参照画像を指定できるOmniリファレンス)の対応モデルが開発中で、リリースされていません。しかし、現状のT2VAモデルでも、若干のノイズが出るといった現象が起きるものの、リファレンスに追従することが確認できたため、アプリに組み込んでいます。これにより、キャラクターは実写風、アニメ風を問わず、固定の人物として生成し続けることができます。

 この仕組みは、プロダクトデザイナーのLerSentさんが「インタラクティブゲーム生成システム」としてXに公開したプレー動画を参考にしています。falが開発した「MiniMax H3 Max」の高速な動画生成を利用して、動画の再生中にAPIを通じて、次の2つの選択肢それぞれの動画を生成することで、待ち時間ゼロで動画を生成し続ける仕組みです。動画では、待ち時間なく、シームレスに展開が進んでいることがわかります。

 H3 Maxは5秒間の動画を3秒で生成できるという驚異的な生成速度を持つため、こうしたことが可能になったのです(参考:5秒の動画を3秒で出せる 動画生成AI「MiniMax H3」が爆速に進化)。

 もちろん、APIを使っているため、1回の往復で数十円から100円程度はかかります。筆者はローカルに同じ仕組みを移植すれば、コストを考えずに生成できると考えたのです。H3 Maxは強力なサーバで動画を生成していると思われるので、そこまで高速には生成できないのですが、仕組み的には似た体験をすることが可能です。

△LerSentさんが公開した「インタラクティブゲーム生成システム」のプレー動画

 先週の記事で、falはリアルタイム生成の速さを利用して、ライブ動画サービスをTwitchに立ち上げたもののポリシー違反により停止されたことを紹介しました。

 その後、独自にfal.liveというサービスを立ち上げました。当初は、コメントから動画を生成する方式でしたが、コメント方式ではコントロールが難しかったのか「4択」が表示され、10秒間で最も選ばれた“次の動画”を生成するという方式になっています。現在は、アニメやソープオペラなどジャンル別に9チャンネルが運用されています(一部休止中)。

fal.liveの画面より。画面下方の4択から次の動画が生成される

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