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Kindle漫画セール情報「推し漫」 第255回

人は夢を口にすることで歩き出せる『ありす、宇宙までも』【Amazonマンガ週末祭】

2026年09月05日 16時00分更新

文● ムラリン 編集⚫︎ ASCII

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 9月第1週(9月4~6日)の「Amazonマンガ週末祭」は、「口コミで話題の作品」特集。対象作品が全巻50%ポイント還元セールです。その中から、今回は売野機子センセイの『ありす、宇宙までも』をご紹介。

「宇宙」と書いて「どこ」と読む。歌詞みたいなタイトルの漫画

 『ありす、宇宙(どこ)までも』は、今いる場所からはるか遠い目標へ向かう物語です。主人公の中学生・朝日田ありすは、言葉や学習につまずきを抱えながら、日本人初の女性宇宙飛行士コマンダーを目指します。

 夢はでっかく。

 しかし、でっかい夢を掲げたのは漫画の主人公だけではありません。著者の売野機子センセイは、『ありす、宇宙までも』の連載開始時、編集部に「この漫画で絶対に1位を獲る!」と宣言していたそうです。

 そして2025年、『ありす、宇宙までも』は、実際に「マンガ大賞2025」の大賞を獲得しました。

 とは言っても、売野センセイが本作の企画に至るまで、一直線に来たわけではありません。少年誌向けの作品を何年も考え、連載会議になかなか通らない時期が続いたと振り返っています。現在の物語も、最初から宇宙飛行士漫画として完成していたわけではなく、ありすと犬星が一緒に勉強する物語に、後から「宇宙」という大きな目標が加わって形になりました。作品も作者も、まず遠いところにゴールに置いているんです。

 ありすにとって宇宙飛行士は、学力も語学力も必要で、文字通り地上から遠い職業です。売野センセイも、宇宙を「一番遠い目標」として設定したと説明しています。そして作者自身は、連載開始時に「マンガ大賞1位」を目標に置いた。

 今の自分からは遠すぎる場所でも、とりあえず目標として言葉にしてしまうことの強さは、本作のテーマと通づるところがあります。売野センセイのほうは、ひと足早く一つ目の大目標へ到着しました。本作の、ありすはどこまで行くんでしょうねぇ。

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最新・第7巻からは、新章・学校編が開幕!
スペースキャンプでコマンダーの何たるかを学んだありす達の学園生活は?

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ありす、宇宙までも
売野機子 (著)
全7巻(続巻)
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作品紹介 
 中学生の朝日田ありすは、容姿端麗で人気者だが言葉が拙く相手に自分の本心を伝えられないもどかしさに悩んでいた。幼少期、バイリンガル教育を受けていたが、両親を亡くし、日本語も英語もどっちらも中途半端になったセミリンガルなのが原因だった。そんなありすが出会ったのは、IQが異常に高い同級生・犬星類。学校の授業からは学びを得られないと半ば失望していた犬星は、ありすのセミリンガルを見抜き、自分の成長の糧として決意する。「おれが朝日田を賢くする」──その言葉をきっかけに、ありすと犬星、二人三脚の宇宙飛行士への挑戦が始まる。JAXA主催のワークショップ、アメリカのスペースキャンプ。仲間との出会い。一歩ずつ、ありすは夢に近づいていく──。

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