鉢割れ? 八割れ? チョビヒゲから黒マスクまで
個性爆発の「ハチワレ」コレクション
黒ブチでも特におでこのあたりで真ん中分けしてるような模様を、ハチワレと呼んでいる。漢字で書くと「鉢割れ」。鉢がパカっと割れたような模様が兜が割れるのを連想するから、武士の間では縁起が悪いとされてたそうだが真偽は不明だ。逆に末広がりを示す「八」の字だから縁起がいいという話もあり、解釈次第でどっちにもなるという人間の勝手さが面白い。
どっちだ? となったとき「ハチワレ」とカタカナ書きしちゃえばOKなので、日本語は便利である。語源としては「鉢割れ」が正しそうだけどね。
次のハチワレは中央できれいに割れた典型的な模様。ちょっと不機嫌そうな顔がいい。ハチワレは目の上で分かれてるタイプ(真ん中分けしてる人みたいな)もあれば、この猫のように目も隠れてるタイプもあり、目も隠れてると仮面をかぶってるようでもある。
目の上で真ん中分けしてるハチワレの写真を探したら、こんなのが出てきた。何が気持ちよかったのか、顎を地面にこすりつけて舌を出してたのがなんともかわいい。
このようにチョビヒゲ(模様)を伴うハチワレにもよく出会う。一番チョビヒゲっぽいのを1枚。チョビヒゲがあるだけでおっさんぽくなるのはなぜなのか。
さらに黒成分が強くなると強そうに見えてくる。目元だけ穴が開いた黒マスクをかぶったような。
ハチワレの話をはじめるとキリがないのは、1匹1匹の違いが分かりやすくて語りやすいからだろう。個体識別しやすいのだ。
個人的なお気に入りのハチワレはこのアシンメトリー。顔の2/3を覆う黒いマスクに白い線がシュッと入ってるところが精悍でいいのだ。表情は柔らかいけど、警戒心が強くてあまり近寄らせてくれないのだった。
黒ブチの話からハチワレの話になってしまったが、黒ブチ以外でもハチワレ模様はある。
冒頭写真は茶トラのハチワレ。保護猫シェルターqueueで出会った猫。いつもマットの下に隠れて寝てるので、シェルターの人にことわってちょっとめくって撮った1枚なのだけど、マットをめくってできた八の字と、おでこのハチワレがいい感じにシンクロしてくれたのである。
■Amazon.co.jpで購入
-
古地図と地形図で発見!鎌倉街道伝承を歩く荻窪 圭山川出版社
■Amazon.co.jpで購入
-
東京「多叉路」散歩 交差点に古道の名残をさぐる荻窪 圭淡交社
■Amazon.co.jpで購入
-
古地図と地形図で楽しむ 東京の神社 (知恵の森文庫)荻窪 圭光文社
筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第986回
デジカメ
600mm超でヒゲの毛穴まで見えそう!? 望遠番長カメラで撮る「猫のかお」大博覧会 -
第985回
デジカメ
「もはやカメラが本体」約27万円のOPPO Find X9 Ultraで猫を撮ったらコンデジが不要になった件 -
第984回
デジカメ
あの弩級デジカメがα7の操作感を纏って復活! ソニー「RX10 V」で撮る極上の猫写真 -
第983回
デジカメ
【猛暑の駐車場】車の下に隠れる猫をOsmo Pocket 4Pの超ローアングルで激写! -
第982回
デジカメ
近づけない野良猫も余裕! Osmo Pocket 4Pの「12倍ズーム」がジンバルカメラの常識を覆す -
第981回
デジカメ
【猫撮り革命】望遠レンズ追加の「Osmo Pocket 4P」がヤバい! 喧嘩の瞬間もネコパンチも逃さない -
第980回
デジカメ
機動力こそ正義。ソニーの「α7C II」と高倍率ズームで狙う、一瞬の猫ドラマ -
第979回
スマホ
【奇跡の1枚】2026年上半期の「自由すぎる地域猫」ベストセレクション -
第978回
スマホ
ソニー「α7R VI」は遠くの猫もトリミングでバチピン! 高画素と爆速を両立させたおそるべき実力 -
第977回
スマホ
単焦点コンデジはもう古い!? ズーム搭載の最新LUMIX「L10」が猫撮影の常識を覆す - この連載の一覧へ



















