
盆地の会津は、夏になると昼は暑く、夜はすっと涼しくなります。この寒暖差が、食材をおいしく育てるようです。散策で汗をかいたら冷たいものを、日が暮れたら地酒でしっとりと。会津若松の町は、時間帯ごとに違う顔で私たちを迎えてくれます。郷土に根づいた味もあれば、店主さんの思いが詰まった一杯もある。どこから巡るか考えるだけで、なんだか楽しくなってくる。そんな会津の食を、選りすぐって5つ紹介していきます。
城下町の昼ごはんに会津名物ソースカツ丼と自家製蕎麦
「あかべこキッチン 自家製麵 霧幻庵」
七日町駅から徒歩圏内にある「あかべこキッチン 自家製麺 霧幻庵」は、会津名物のソースカツ丼を味わえるそば処です。会津のソースカツ丼は、ごはんの上に千切りキャベツを敷き、甘辛いソースをまとわせたカツをのせるのが定番。揚げたての香ばしさとソースのコク、キャベツの食感が重なり、暑い日でも箸が進む一杯です。店名の通り自家製麺の蕎麦も看板メニューで、のど越しのよい蕎麦とソースカツ丼を一緒に楽しめるのも魅力。城下町さんぽの昼ごはんにぴったりです。
あかべこキッチン 自家製麵 霧幻庵
住所:福島県会津若松市大町1-1-22
営業時間:11:00~15:00
定休日:水曜
料金:伝統会津ソースカツ丼 ※価格は店頭で確認
アクセス:JR只見線「七日町」駅から徒歩約8分
公式サイト:https://www.instagram.com/akabeko_kitchen/
感動の宇治抹茶との出会いから生まれた
会津の抹茶専門カフェ「濃い春」
七日町パティオにある「濃い春」は、抹茶ラテや抹茶テリーヌなどを楽しめる抹茶専門カフェです。会津若松の茶道文化は、蒲生氏郷が千利休から茶道を学び、この地に持ち込んだことが始まりといわれ、400年以上にわたり受け継がれてきました。店主さんは京都のお茶農家で働くなかで、思わず感動するほどおいしい宇治抹茶に出会い、福島に戻ってこの店を開いたそう。城下町に息づく茶の湯文化と、店主さんが惚れ込んだ抹茶の香りを、気軽なスイーツで味わえます。
抹茶専門カフェ 濃い春
住所:福島県会津若松市七日町2-40 七日町パティオ内
営業時間:10:00~17:00(冬季11:00〜17:00)
定休日:水曜
料金:抹茶ラテ660円、抹茶テリーヌ500円、抹茶アフォガード630円
電話:0242-23-7671
駐車場:あり 3台
公式サイト:https://www.instagram.com/cafekoiharu/?hl=ja(Instagram)
会津の夜は赤身の馬刺しと地酒で。
はしご酒も楽しい「居酒や ゑびす亭」
会津若松で夜の郷土グルメを楽しむなら、「居酒や ゑびす亭」へ。会津では、赤身の馬刺しを辛味噌で味わう食文化が根づいており、地酒との相性も抜群です。ゑびす亭は、会津の地鶏料理や地元野菜を使った創作料理、地酒をそろえる居酒屋で、市内宿泊者限定のキャンペーンである「極上のはしご酒」※対象店にもなっています。馬刺しをつまみにまず一杯、そこから市内の酒場をめぐれば、城下町の夜がぐっと濃くなります。昼の観光とは違う、会津の食の奥行きを味わえる一軒です。
※極上のはしご酒:市内の宿泊施設利用者限定で、市内約30店舗で店主自慢の料理とお酒が1,000円(税込)で楽しめるキャンペーン 極上のはしご酒URL:https://www.aizukanko.com/event/844
居酒や ゑびす亭
住所:福島県会津若松市上町1-26
営業時間:17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:日曜
料金:メニューにより異なる
電話:0242-23-1318
はしご酒:極上のはしご酒メニュー提供時間 17:00~21:00
公式サイト:https://aizu-shokuno-jin.jp/restaurants_shops/97/
農家さんが果実から作る、 夏だけのごほうびかき氷
「田伝夢思」
会津若松の「田伝夢思(でんでんむし)」は、旬の食材と自家製素材を使った料理を楽しめる古民家風のお店です。夏に注目したいのが、農家さんが果実から作るかき氷「夏雪花」。自家製シロップで味付けした一杯で、果実の甘みや香りをそのまま味わえるのが魅力です。いちごや桃など、内容はその時期の実り次第。城下町散策で火照った体を冷やしながら、会津の農の豊かさまで感じられる、夏ならではのひんやりスイーツです。
田伝夢思
住所:福島県会津若松市東栄町6-16
営業時間:店舗に確認
定休日:日曜、祝日、土曜昼、月~木曜夜は不定休
料金:夏雪花 ※内容・価格は時期により異なる
電話:0242-27-5215
公式サイト:https://aizu-shokuno-jin.jp/restaurants_shops/1274/
夏の会津をみずみずしく味わう
「あいづ食の陣・夏 会津トマト」
会津若松市内の飲食店や宿泊施設などで、旬の会津産食材を使ったメニューを楽しめる「あいづ食の陣」。夏のテーマ食材は、会津盆地の寒暖差が育てる「会津トマト」です。夏の昼は暑く、夜は気温が下がる盆地ならではの気候が、甘みと酸味のバランスを引き出すといわれています。期間中は参加店で、冷製パスタやサラダ、スイーツなど、トマトを使った料理が登場。城下町を歩きながら、みずみずしい“夏の会津”を食べ比べできます。
あいづ食の陣・夏「会津トマト」
開催期間:2026年7月1日~9月30日
会場:会津若松市内の参加飲食店、宿泊施設、小売店など
料金:店舗・メニューにより異なる
問い合わせ:0242-39-1253(あいづ食の陣実行委員会事務局/会津若松市農政課内)
公式サイト:https://aizu-shokuno-jin.jp/
四百年続く茶の湯文化、盆地が育てるトマトの甘み、農家さんが果実から作るかき氷──。会津若松の食には、この土地の水や気候、人の営みがそのまま溶け込んでいます。昼と夜で違う顔を見せる城下町の食を、ぜひ自分の舌で巡ってみてください。史跡名所巡りや観光や散策もさることながら、「会津若松で食べたあれ、おいしかったな~!」という記憶が思い出としてしっかり残る夏を楽しめますよ!
※記事内の価格はすべて2026年7月時点の税込価格です。販売価格は予告なく変更される場合があります。
※イラスト GPT Images2
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第3回
地方活性
真夏でも「涼しい」と言い切れる場所がある!|みなかみ町 夏の絶景5選 - 第2回
地方活性
2026年夏の札幌夜遊びガイド|おすすめの夜景&ナイトアウト5選 - 第1回
地方活性
猛暑もへっちゃらな一皿|さいたま市・夏のごちそうグルメ5選















