この新ガイドラインにより、JALやANAをはじめとする国内の主要航空会社(定期航空協会加盟各社)でルールが厳格化・明確化されています。新ガイドラインの主なポイントは以下の通り。
・機内へ持ち込めるのは、手荷物と身の回り品の合計2個まで(総重量10kg以内)。
・ハンドバッグやショルダーバッグなどの身の回り品は、前の座席の下に収納できる大きさの範囲内とする。
・手荷物は、乗客自身が上の棚に収納できるサイズ・重さのみ持ち込み可能。
これにより、客室乗務員(CA)は原則として手荷物の収納を手伝うことができなくなりました。また規定サイズ内であっても、自力で収納できない手荷物は事前に貨物室へ預ける必要があります。
さらにこのガイドラインを踏まえ、ANAでは2026年7月1日搭乗分からルールをさらに具体化。これまで「前の座席の下に収納できる大きさ」と曖昧だった身の回り品に対して、「40cm × 30cm × 20cm以内」という明確なサイズ制限を設けています。
搭乗前に免税店などで買った「お土産袋」も容赦なく1個としてカウントされるため、「少しぐらいは平気だろう」という油断は禁物です。出発前に荷物は必ずコンパクトにまとめ、エコバッグなどを活用して荷物をひとつにまとめられる工夫をしておきましょう。
●その充電NGです モバイルバッテリー新ルール
スマホやタブレットの充電などに欠かせないモバイルバッテリーですが、国土交通省の指針により機内への持ち込みルールが大きく変わりました。リチウムイオン電池に起因する火災事故防止の観点から適用された新ルールの内容は、旅行者にとってかなり重要なポイントです。
まず、持ち込める個数は容量にかかわらず「1人2個まで」(160Wh以下に限る)に制限されました。スマホ用、PC用、カメラ用など複数台のバッテリーを持ち歩くガジェット派の人は要注意です。
また、ショート防止のために端子部分をテープで保護したり、ビニール袋に入れて絶縁処理を行うことが求められています。
そして最大の変更点が、「機内でのモバイルバッテリーの使用(充電・給電)が禁止された」こと。飛行機の中でモバイルバッテリーを使ってスマホを充電したり、逆に座席のコンセントからモバイルバッテリーに充電したりすることはルール違反となります。
また最近では鉄道会社も車内でのモバイルバッテリー利用を控えるようアナウンスしているケースもあります。モバイルバッテリーはあくまで「使わずに持ち運ぶだけの荷物」として扱うのが2026年の新常識。機内でスマホのバッテリーがピンチになった場合は、モバイルバッテリーは使わず、座席に備え付けのUSBポートやAC電源を直接利用して充電するようにしましょう。
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