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Silent Master Noctua Edition X870Aをレビュー

ファンが12基もあるのにほとんどの活用シーンで35dB以下、サイコムのNoctua尽くし静音ゲーミングPCがすごすぎた

2026年08月05日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 株式会社サイコム

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Forza Horizon 6は4Kで快適にプレイできるの?

 実際のゲームでもSilent Master Noctua Edition X870Aの性能はどうだろう? そこで、クラシックカーを含む550台以上の車でドライブが楽しめる、重めのレーシングゲーム「Forza Horizon 6」でテストすることにした。美しいグラフィックが魅力のタイトルだけに、なるべく高画質設定でカクツキのない滑らかな描画を期待したい。

 このゲームは専用のベンチマークモードがあるので、いくつか画質設定を変更しながら、どのくらいの性能になるのかを検証していこう。なお、デフォルトではV-Sync(垂直同期)がオンになっているため、60fpsが上限に固定されてしまっている。今回は性能計測がメインなので、V-Syncを「オフ」に変更。さらに、フレームレートを「上限なし(可変)」とした。

フレームレートの上限をなくすため、V-Syncをオフにしている

 また、DLSSは使用する設定のままで、画質設定はプリセットの「エクストリーム」を選んだ。この設定だと実際にレンダリングされる解像度はフルHDとなり、それをDLSSのアップスケーリングして4Kで表示することになる。

Forza Horizon 6ベンチマークの結果(解像度:4K、画質プリセット:エクストリーム、DLSS:自動)

 結果は109fpsと上々。ほぼすべてのシーンで90fpsを超えており、これなら文句なしに滑らかな表示で楽しめる。気になる動作音はというと、ベンチマーク開始時や終了直後は瞬間的に37.5dBくらいまで上がることもあったが、実行中は概ね34.6dB以下だった。独自の静音ビデオカード、おそるべしである。

 画質設定をさらに上げてみたらスコアーはどうなるだろうか? そこで、今度は画質のプリセットにレイトレーシングを使用する「Extreme+RT」設定に変更してみた。

Forza Horizon 6ベンチマークの結果(解像度:4K、画質プリセット:Extreme+RT、DLSS:自動)

 レイトレーシングを使用すると一気に重たくなるが、それでも結果は76fps。ほぼすべてのシーンで、快適プレイの指標となる60fpsを超えてくれた。これだけの性能が出せるなら、DLSSによるアップスケーリングなしでも十分遊べそうだ。

 そこで、プリセットの「エクストリーム」をベースに、超解像化(Super Resolution)をオフにして、4Kのネイティブレンダリングに変更。アンチエイリアスの「NVIDIA DLAA」はオンにして、再度ベンチマークしてみた。

DLSSの設定でSuper Resolutionをオフ、アンチエイリアスはNVIDIA DLAAをオンに変更

Forza Horizon 6ベンチマークの結果(解像度:4K、画質プリセット:エクストリーム、DLSS:オフ、DLAA:オン)

 82fpsと思っていた以上にフレームレートが高く、多くのシーンで75fps以上だった。ちなみに、「Extreme+RT」設定でも試したところ、こちらは39fpsと悲惨な結果に……。レイトレーシングを有効にするなら、素直にDLSSのアップスケーリングを頼ったほうがいい。

まとめ:ファンの数を見ると信じられないが本当に静かでパワフル

 Silent Master Noctua Edition X870Aは、見る人によって最初の印象が変わる稀有なPCともいえる。合計12基ものファンを搭載しているのだ。静音性度外視の超エアフロ―重視PCで、「開発用途向けのワークステーションに違いない」と思う人もいるだろう。試用機のスペックならたしかにその用途もなくはない。

 一方で、PC自作に詳しい人からすれば、ファンのほとんどがNoctua製という観点から、静音動作にこだわったPCと思う人が多いだろう。とはいえ、いくらNoctua製だからといって、ファンの数にも限度がある。ファンは増やせば増やすほど、総音源が増すことは自明だからだ。

 しかし、今回のレビューを通して、筆者もだいぶ「静音性とファンの数」について勉強になった。電源を入れてみると、直後は一瞬ファンが高回転になるため、「静音PCといってもファンが多ければ、当然ある程度動作音は大きくなるよな」などと思ったものだが、それも数秒すると落ち着き、その後は驚くほど静かになった。電源が切れてしまったのかと疑ったほどだ。

 そして、CPUにMAXで負荷をかけても、ゲーム中でも40dBを超えることはなかった。どころか、そのほとんどのシーンで35dBを切っていたのだ。なるほど。これはまごうことなき「Silent Master」の名を冠するにふさわしい静音ゲーミングPCだ。今回の試用機の構成だと72万2920円とだいぶ高価なゲーミングPCだが、この性能でこの静音性は驚嘆に値する。

 ちなみに、現在同社は「サイコム サマーキャンペーン 2026」を開催中である。試用機のカスタム構成なら、3万7920円オフの68万5000円で手に入る。また、キャンペーン中は36回払いまでは手数料無料となる。つまり、36回払いなら月々の支払いは約1万9028円になるので、「一括は無理……」という方はぜひ活用してほしい。

「サイコム サマーキャンペーン 2026」は2026年8月31日まで開催中だ。ビデオカードの値上がり予想が叫ばれる昨今なので、狙っている方はお早めに

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