G-Master Spear 2 Z890iをレビュー【後編】
250K Plus&RTX 5070 Ti搭載ゲーミングPCの性能を検証!Forza Horizon 6は4Kでも快適に遊べる?
2026年08月23日 10時00分更新
サイコム
の「G-Master Spear 2」シリーズは、用途に応じた構成にカスタマイズしやすいBTOパソコンだ。対応するCPUシリーズの違いで3つのモデルがあるが、今回試したモデルはインテルZ890チップセットを採用し、Core Ultraシリーズに対応した「G-Master Spear 2 Z890i
」である。
前編では写真を中心にご紹介したが、今回は定番ベンチマークソフトやゲームなどを用い、性能面をチェックしていこう。
サイコムのスタンダードゲーミングPC「G-Master Spear 2 Z890i」。標準構成の直販価格は45万3130円(送料込み)だが、「サイコム サマーキャンペーン2026」(2026年8月31日まで)中は40万4150円で購入できる
| G-Master Spear 2 Z890i | ||
|---|---|---|
| 標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
| CPU | インテル「Core Ultra 7 270K Plus」 (24コア/24スレッド、最大5.5GHz) |
インテル「Core Ultra 5 250K Plus」 (18コア/18スレッド、最大5.3GHz) |
| CPU クーラー |
Noctua「NH-U12S redux」(空冷、120mmファン、サイドフロー) | |
| マザー ボード |
ASRock「Z890 Pro RS WiFi」(インテルZ890、ATX) | |
| メモリー | 32GB(16GB×2)、DDR5-5600 <メジャーチップ・JEDEC準拠品> | |
| ストレージ | Crucial「P510 CT1000P510SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 5.0) | Crucial「T500 CT1000T500SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
| ビデオ カード |
Manli「Nebula GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7」(GeForce RTX 5060 Ti、16GB GDDR7) | サイコム「Silent Master Graphics RTX5070Ti 16GB」(GeForce RTX 5070 Ti、16GB GDDR7) |
| PCケース | Fractal Design「Epoch S White TG Clear Tint」(ATX、ミドルタワー) | |
| 電源 ユニット |
Cooler Master「ELITE Gold 850 FM」(850W、80 PLUS GOLD) | |
| 通信機能 | 2.5GbE(有線LAN)、Wi-Fi 6E(無線LAN)、Bluetooth 5.3 | |
| サイズ | 215(W)×447(D)×469(H)mm | |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home」 | |
ミドルクラスでも物理18コア!コスパが魅力のCore Ultra 5 250K Plusを採用
試用機のCPUは「Core Ultra 5 250K Plus」。6基のPコアと12基のEコアを備え、従来シリーズの同セグメントにあった「Core Ultra 5 245K」と比べ、Eコアが4基も増加しているため、マルチスレッド性能が段違いに上がっている。
また、従来シリーズの格上モデルである「Core Ultra 7 265K」と比べると、Pコアが2基ぶん少ない。つまり、Core Ultra 5 245Kと、Core Ultra 7 265Kの中間くらいの性能が期待できるわけだ。しかしながら、D2Dクロックの向上などもあり、ゲーミング性能はどちらかといえばCore Ultra 7 265K寄りである。
まずは定番の「CINEBENCH 2026」から試してみよう。このベンチマークソフトは、約10分間のCGレンダリングを行い、その速度からCPU性能を測ってくれるもの。テストはすべてのコア/スレッドを使用するMultiple Threadsと、1つだけ使用するSingle Threadの2つを試した。
結果は「pts」という単位の独自スコアーで表示され、この値が高ければ高いほど高速なCPUとなる。なお、Multiple Threadsでは各コアにはほぼ100%の負荷がかかる。そのため、きちんとCPUが冷えているかどうかを見るためのテストにもうってつけである。
結果はMultiple Threadsが7263ptsで、Single Threadが566pts。メモリー速度の影響が出やすいベンチマークソフトだが、期待通りのスコアーになってくれた。とはいえ、一応高負荷時のCPUの温度は見ておこう。
モニタリングツール「HWiNFO64 Pro」で確認してみたところ、Multiple Threadsテスト実行時で、CPUの最大温度は87度。しっかり冷却できており、CPU本来の性能が出せているようだった。
しかしながら、さすがにCPUクーラーのファンは高回転になり、動作音は少し大きめの印象。高負荷時の静音性を高めるなら、簡易水冷クーラーなどにカスタマイズしたほうがよさそうだ。
なお、CPUの電力設定は最大ターボパワー(PL2)も、プロセッサーのベースパワー(PL1)も159Wになっていた。PL1の本来の定格は125Wだが、電力と冷却性能に余裕があるなら、PCメーカーが変更しても構わないので問題ない。
つまり、試用機のPL1=159Wという設定は、高負荷時でもCPU温度が上がり過ぎず、サーマルスロットリングも作動しないという絶妙なチューニングといえる。この電力設定のうまさもサイコム
の魅力だ。
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