第9回 知ってるようで知らない? ディスプレー用語クイズ

「そういえば……」な疑問に30秒解説

「有機EL」の“EL”って何の略? テレビでもスマホでもよく聞くけど……答えられますか!?

文●上野太郎 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

有機ELって何?

高級テレビの宣伝でよく聞くけれど……

 昨今、液晶ディスプレーではなく「有機EL」ディスプレーという表記を見掛けることが多くなりました。液晶に比べると高価で、ハイエンド製品の商品ページでよく見られます。ではこの「有機EL」とは何の略なのでしょうか?

 有機ELディスプレーは、電圧をかけると自ら発光する“非常に小さな有機物”を大量に並べています。液晶ディスプレーよりも画質に優れており、さらに製品自体をより軽く薄く作れます。

 これは、液晶+カラーフィルターで表現する液晶ディスプレーよりも精密な調整ができること、そして液晶ディスプレーに不可欠のバックライトが不要なため構造がシンプルで、そのぶん製品の薄型化、軽量化が可能だからです。

 画質としては、液晶ディスプレーと比べて黒色の表現力が圧倒的、という定評があります。液晶ディスプレーで黒色を表現する際は、液晶を整列させてバックライトの光を遮断するのですが、構造上どうしても光が漏れてしまうという欠点があります。対して有機ELディスプレーは有機物の発光を止めれば良いだけなので当然真っ黒になる、というわけです。

 このメリットを活かして、色を重視したい高級ディスプレーやテレビへの採用が少なくありません。また最近では、iPhoneの上位機をはじめスマホの画面にも使われています。

 ここまで聞くと液晶ディスプレーの上位互換に思えますが、完全無欠ではありません。たとえば、有機ELディスプレーには「焼き付き」のリスクがあります。同じ箇所に同じもの(例:PC画面における時計やアイコン)を長期間表示していると、その後に画面を切り替えても“跡”が残ってしまいます。酷い焼き付きになると修復は叶いません。

 とは言え、美しい映像を堪能したい人にとってはこの上ないディスプレーであることに違いはないので、今後も採用機種は増えていくことでしょう。

 さて、そんな「有機EL」は何の略かと言えば、有機はそのまま「有機物」、そしてELは「Electro Luminescence」。つまり、「電圧を加えることで発光する有機物」とでも表現すべきでしょうか。

 なお、「有機EL」のことを「OLED」と呼称することもありますが、こちらは「Organic Light Emitting Diode」の略。オーガニック=有機物で、後半はLEDと同一ですね。

コスパはまだまだ液晶ディスプレーが優位

 さまざまなメリットを持つ有機ELですが、現状では高級機への採用に留まっています。コスパではまだまだ液晶ディスプレーが優位、と言ったところでしょうか。今回は4K液晶ディスプレー、ViewSonicの「VA3208-4K-MHD」をおすすめ!

ViewSonic「VA3208-4K-MHD」

 4K(3840x2160)解像度と31.5型の画面サイズによって広大かつ見やすい作業スペースが確保できるほか、HDMI端子x2とDisplayPort端子を備えており接続性にも優れています。ちらつきを抑えるフリッカーフリー技術の採用もうれしい一台です。

 2026年5月18日現在、Amazonでは4万円を切っています。「VA3208-4K-MHD」は、広い作業スペースを確保したい方々に適したディスプレーでしょう。

 

※価格・在庫情報は掲載時点のものです。最新情報はAmazon商品ページをご確認ください。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

過去記事アーカイブ

2026年
01月
02月
03月
04月
05月
2025年
01月
02月
03月
04月
05月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2024年
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
10月
12月
2023年
01月
02月
03月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
03月
08月
09月
10月
11月
2019年
03月
06月
07月
12月
2018年
04月
11月
12月
2016年
06月