バイブコーディングという単語を知っているだろうか。2025年に藤井聡太竜王・名人が今年一番ハマったものとして紹介して話題になったのを耳にした方も多いのではないか。
バイブコーディングとは、自然言語でAIに指示をし、プログラムを書いてもらいアプリを作ったりすることだ。
筆者は以前Google AI Studioで簡単なWEBアプリを作ったことがあったが、本格的にバイブコーディングをしたことがなかった。
今回Claude Codeを使って、バイブコーディングをしていきたいと思う。
Claude Codeを使ってみようと思った理由は、代表的なバイブコーディングツールにおいて一番身近で、開発の知識がなくても使えそうだったからだ。
約3000円で「Claude Code」を使う
今回はClaude Codeのデスクトップアプリを活用する。
デスクトップアプリは、こちらのページからダウンロードができる。
Claude Codeは無料の「Freeプラン」では利用できず、月額20ドル(約3,000円)の「Proプラン」以上の有料プランへの加入が必須になる。
筆者は今までFreeプランで利用していたので、まず課金をした。
botの作り方を教えてもらう
今回作りたいのは、X(Twitter)に自動でAIキャラクターが投稿するbotだ。
筆者はオリジナルのAITuberを運用しており、そのキャラクターのXアカウントを自動で動かしたい。
まず、作りたいアプリをClaude Codeに自然言語で入力した。
今回は、「AIキャラクターとしてX上で振る舞わせて不定期にポストしたい。X APIとの連携などもやってほしい。パソコンを閉じていてもクラウド上でポストがされ続けるようにしたい。キャラクター設定は既にある。」と自然言語で記入した。
バイブコーディングとはAIがコードを書くことなので、このプロジェクト用のディレクトリをつくって、Claude Codeがローカル上でPython等のファイルを読み書きできるように、ディレクトリの権限をClaude Codeに渡した。
次に、仕様の確認がClaude Codeからなされた。
聞かれたのは以下の3つ。
・クラウドホスティングはどこを使いますか?
・X(Twitter)APIのアクセスレベルはありますか?
・投稿の生成にどのモデルを使いますか?
クラウドホスティングとはクラウド上でプログラムを走らせてくれるやつのことだ。使ったことがないので、「まだ決めていない」を選択した。
X APIについてもまだなにもしていないので「まだ申請していない」を選択。
投稿の生成のAIモデルもなんでもよかったので「なんでもよい」を選択した。
すると、おすすめの構成を教えてくれた。
進め方としては以下のようになるようだ。
●進め方
Step 1 — X Developer Portalでアプリ申請 (5〜10分)
Step 2 — Claude APIキー取得
Step 3 — 投稿ボットのコードを作る
Step 4 — Railwayにデプロイ
まずはローカルで動くようにする
まず、キャラクター設定のシステムプロンプトをClaude Codeに共有し、X API申請のやり方を教えてもらった。この段階で、botのPythonシステムは先ほど権限を渡したディレクトリで既に完成されている。
X APIについてはClaude Codeは無料プランがあると言っているが、実際には有料のクレジットが必要だった。こちらの記事で詳しく解説されている。
申請をする過程で、Claude Codeの説明ではよくわからない箇所が何か所かあった。実際のUIだとどこをクリックしていいのかわからなかった。
それもスクリーンショットをClaude Codeに共有するなどで、解決していった。
エラーがでたら、エラー文をClaude Codeに共有すれば、どうしたらいいかを教えてくれる。
エラーに拒否反応が出ない人であれば(たまにエラーが出ただけでしょんぼりしてしまう人がいる)うまく解決して開発をしていけるなと思った。
X APIキーもClaude APIのAPIキーも取得して、準備が整ったらPowerShellでキーを入力して、ローカルで動作確認をする。
ここで何も説明なしに「PowerShellを開いて、5つの環境変数をセットしてください」とでてくるので、開発の経験がない人だと、まずPowerShellって何???ってなるだろうし、環境変数のセットってどうやるの???ってなるだろうと思う。その辺のユーザーのレベル感の設定は開発したことある前提になってるのかなと思った。
しかし、わかんなかったらわかんなかったでClaude Codeに聞けば何とかなるので、一番必要なのは「諦めないで質問する」ことだと感じた。
やった!ローカルでプログラムを走らせてXでポストをすることができた!
クラウドに上げてプログラムを走らせる
これをクラウドに上げて、自動でプログラムが走るようにする。
つまり、GitHubにコードを上げて、それをRailwayにデプロイするらしい。
筆者はGitHubのアカウントをもともと持っていたが、ない場合は作る必要がある。
GitHubがどんなものなのかも説明がないので、はじめてClaude Codeを触る人はいろいろ質問する必要があるだろう。
筆者はRailwayを使ったことがなかったので、アカウントを作った。クレジットを課金して、必要な分だけ引かれていくようなシステムだ。
GitHubに上げられたコードをRailwayが定期的にrunしてくれる。
RailwayにGitHubのコードを上げられたら、環境変数をRailwayに登録する。
その後、「Run now」をクリックすることで、定期的な時間でなくても、テストでコードを走らせることができる。
Railway上でコードを走らせてXにポストをすることができるようになったので、このシステムを改修して微調整していく。
調整したのは、
・投稿するタイミングを1日2回にする
・リプライにたまに返信するようにする
・曜日と時間を渡して齟齬のない文章を作らせる
である。
ランダムに投稿時間を決めるのもやりたかったのだが、コード走らせている時間が長くなるのでRailwayのクレジット使用料が上がってしまうらしい。お金がたくさんかかってしまうのは嫌なので定期的に時間を決めてコードを走らせることにした。
全部で4000円弱かかった
今回かかった金額はクレジットで消費されるので正確に分からないのだが、
・Claude Proプラン 約3,000円 ($20)/ 月
・X API 投稿: 読み取り:$0.005*1日6投稿*31日=約149円 ($0.93)/ 月
・Railway Hobbyプラン 約800円 ($5)/ 月
合計約3949円だ。
1回コードを作ってしまったらClaude Proの契約は要らないのでClaude Proは解約してもいいかもしれない。普段使うので解約しないが……。
バイブコーディングは簡単だったので是非やってみてほしい。
今回のコードも1日で作れてしまった。自分のできることが広がるのは楽しい!
筆者紹介:きゅんくん
1994年東京都出身。
ロボティクスファッションクリエイター / メカエンジニア
高校生の頃に「メカを着ること」を目標にロボティクスファッションの制作を始めた。「人間とメカがゼロ距離で近づいた際に人は何を思い感じるのか?」を明らかにするため、2014年よりファッションとしてのウェアラブルロボットの開発を開始。2018年よりウェアラブルロボットと人のインタラクションについて深めるため修士課程に進学。修了後もATRの連携研究員として、ウェアラブルロボットと人のインタラクションの研究を進めている。 DMM.make AKIBAスタートラインメンバー。
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