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”思い込み”を凶器に、ターゲットを死にいたらしめる殺人請負人・宇相吹正。警察の捜査線上に名前が挙がるも、“犯罪を実証できない容疑者”「不能犯」と呼ばれている──。
「不能犯」は、れっきとした刑法の専門用語だそうで、呪いや超能力など、超常的な能力で犯罪を行った際、その能力の存在自体を立証しないと犯罪が成立しない、という場合などが該当するようです。たとえば、丑の刻参りのような呪いの儀式のあとに誰かが死んだとして、その儀式によって死んだという因果関係の立証が必要になる、という感じです。
本作の宇相吹の能力は、一種の催眠誘導のようなものでしょうが、暗示を一瞬で相手に信じ込ませる異能を持つダークヒーローの物語です。
物語の前半は、依頼人と宇相吹、そしてターゲットによる人間の愚かさを描いた1話完結のオムニバス。物語が進むにつれて、宇相吹を追う者、利用しようとする者、なり替わろうとする者が現れ、不能犯という存在そのものが人間の心を狂わせていく展開に。全12巻できっちり完結まで導いたクライムサスペンスが、今なら1巻あたり77円、全巻揃えても924円です!
愚かだね 人間は
不能犯
神崎裕也 (著)、宮月新 (原作)
全12巻(完結)
924円 (各巻77円)
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宇相吹を追う刑事・多田は、彼の力が通じない稀な体質を持っていた。宇相吹はそんな多田を特別視し、「自分を殺せる存在」として関わりを深めていく。依頼人たちの嫉妬、復讐心、愛憎が次々と事件を呼び、宇相吹と多田の奇妙な追跡劇は、やがて不能犯そのものの正体と結末へ向かっていく。
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