COMPUTEX TAIPEI 2026レポート 第122回
ASUSのCOMPUTEX展示をチェック! Wi-Fi 8対応製品から自律型AIシステムまで盛りだくさん
2026年06月10日 10時00分更新
旅行やクリエイティブ作業を劇的サポートする新AIシステム
次に、ROGブランドとは別のASUSブースを見ていこう。注目展示の1つが、同社独自のAIシステム「ASUS Zenni Claw(ゼニクロー)」である。これはユーザーのタスク完了までをサポートするエージェント型AIシステムで、旅行の旅程作成からHTMLファイルへの出力までを一貫して行うトラベルアシスタント機能や、画像生成の過程をブラウザー上で確認しながら修正できるクリエイター向け機能を備える。さらに、ゲームプレイ中にPCのディスプレー設定をFPSモードへ自動変更するといったシステム設定の制御も可能である。
「RTX Spark」搭載PCなど、今後投入予定の新モデルがズラリ
PC新製品では、クリエイター向けの「ProArt」シリーズにおいて、NVIDIAの新しいSoC「RTX Spark」を搭載したモデルが公開された。RTX 5070クラスの性能を持つとされるこのSoCを内蔵することで、ビデオカードを独立して搭載する従来機と比較して薄型化を実現している。
また、コンシューマー向けの「Zenbook」および「Vivobook」シリーズの新モデルも発表された。14インチノートPC「Zenbook 14(UX3480)」は、インテル、AMD、Qualcomm(Snapdragon)の3種類のプロセッサーから搭載モデルを選択可能な設計を採用している。Vivobook S14およびS16はSnapdragon Xシリーズを搭載する。
デスクトップPCの新モデルとしては「ASUS ExpertCenter P200 AiO」を発表。AMD Ryzen 5(40シリーズ)を採用することで、導入価格を抑えているのがポイント。こちらは日本への投入も決まっているとのこと。
エンタープライズ、ヘルスケア分野にも注力
産業向けおよびエンタープライズ向けの展示も拡充されている。インダストリアルAIの領域では、NVIDIA Jetson Thorを搭載したエッジAIコンピューター「PE3000N」や、Core Series 2とRTX 6000/5000 GPUを組み合わせた「PE6000G」を用い、AIによる状況判断からシミュレーション、ロボット実機への制御命令に至る3段階のデモンストレーションが実施された。
サーバー関連では、NVIDIA Vera Rubin NVL72やGB10搭載機など、大規模なAIインフラを構築するためのプラットフォームが並んだ。
加えて、ヘルスケア分野では、ポータブル型の超音波画像診断装置(ハンドヘルドエコー)や、高齢者向けの服薬リマインド機能を持つ「Zenbo Junior II」、施設内での案内を行うナビゲーションロボットが展示され、同分野への本格的な参入姿勢を示した。
両ブースを通して、ASUSはAIをオペレーティングシステムやソフトウェアからエッジハードウェア、サーバーインフラまで包括的に組み込む戦略を示すとともに、ROGの20年間の歴史と最新ハードウェアの性能を提示する内容だった。
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