アップルが2026年に発売するiPhone 18シリーズは全モデルにアップル自社製のC2モデムが搭載され、Qualcomm製モデムのサポートが終了する予定だという。米メディアMacRumorsが5月14日に報じた。
同紙によると、このモデムの切り替えにより通信速度や省電力性能が向上するだけでなく、あまり知られていないプライバシー保護機能も使えるようになるとのことだ。
その機能とは、アップルが今年1月にiOS 26.3で追加した「正確な位置情報を制限」という設定だ。
携帯電話の通信会社は、スマホが接続する基地局の情報をもとに利用者の位置を割り出している。しかし、この設定をオンにすると通信会社に渡される位置情報の一部が制限される。たとえばこれまで番地レベルまでわかっていた位置が、おおまかな地区レベルまでしか把握できなくなるという。
これにより、ユーザーのプライバシー保護が強化されるというわけだ。なお、位置情報の精度を下げても電波の品質や使い勝手には影響せず、緊急通報の際に救急隊に提供される位置情報の精度にも影響しない。あくまで通信会社に渡される位置情報を制限するだけであり、アプリに対して位置情報サービスを通じて共有する位置情報とは別物だそうだ。
ただし、この機能を使うには通信会社側も対応する必要がある。現時点で対応している通信会社はまだ少なく、米国ではBoost Mobileのみ、英国ではEE、BT、Skyが対応している。そのほかオーストリア、ドイツ、デンマーク、アイルランド、タイの通信会社も対応しており、これらの通信会社では初期設定でこの機能がオンになっているという。
ちなみに我が国日本のキャリアは、現時点ではアップルのサポートページに記載されていない。つまり、未対応とみられる。
アップルが開発中とうわさのC2モデムは、C1やC1Xよりも高性能で、クアルコムの最新モデムと同等の性能になるという。
iPhoneのプライバシー保護機能が広がるのは歓迎すべきことだが、結局のところ通信会社が対応してくれなければ意味がない。日本の通信会社がいつ対応してくれるのか、気になるところだ。
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