アップルは2027年に発売するとうわさの20周年記念iPhoneに搭載する曲面ディスプレーを、その翌年の2028年にさらに進化させる方針だという。韓国メディアETNewsが5月13日に報じた。
同紙によると、アップルは20周年記念iPhoneでディスプレーの上下左右4辺すべてが本体側面に向かって湾曲している「4面ベンディングディスプレー」の採用を計画している。
これはベゼルを最小限に抑えるための技術で、まるでガラスのかたまりのような見た目のiPhoneを実現できるとみられている。
ただし、2027年モデルに搭載される第1世代の4面ベンディングディスプレーには課題があるという。同紙によると、現在のディスプレーは光を通すための電極の層である陰極層にマグネシウム・銀合金(Mg・Ag)を使用しており、この素材を使うと画面の曲がっている部分で映像にゆがみが発生したり、明るさが落ちたりする可能性があるとのことだ。
アップルはこの問題を解決するため、2028年に発売するiPhoneでは陰極層の素材をインジウム亜鉛酸化物(IZO)に変更し、より透明度の高い電極を実現する計画だという。電極の透明度が上がることで画面のゆがみや明るさのムラ、発熱の問題が改善され、ベゼルもさらに細くできるようになるそうだ。
この計画に合わせて、アップルに有機ELパネルを供給するサムスンディスプレーとLGディスプレーも準備に動き出しているという。先に動いたのはLGディスプレーで、先月発表した1兆1060億ウォン(約1170億円)規模の有機EL新規インフラ投資は、この技術の開発と量産のためだとみられている。
一方、サムスンディスプレーも今後の設備構築を検討中とのことだが、既存のスマートフォン向け有機EL製造ラインに必要な装置を設置するにはスペースや設計面で難しいところがあり、新規ラインへの投資が必要になる可能性が高いと業界は見ているという。
20周年記念iPhone、買うなら2028年まで我慢した方が良いのだろうか?
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