アップルのティム・クックCEOが取材に対して、「iPhone 17の需要は桁外れなほど高いものの、供給不足により本来なら売れる分を売り切れていない」と語ったという。ロイター通信が4月30日に報じた。
アップルが同日に発表した2026年度第2四半期の決算によると、iPhoneの売上高は569億9000万ドル(約8兆9千億円)と、アナリストの予想をわずかに下回る結果となった。しかしクック氏はロイターのインタビューに対して、「もし供給が十分にあればさらに多くのiPhoneを売ることができた」と説明している。
クック氏によると、iPhone 17の需要は凄まじかったが、「現在のサプライチェーンには部品をもっと入手するための柔軟性が足りていない」状況だという。
iPhoneのプロセッサーはすべて台湾のTSMCが製造しているが、最近のAIブームによって最先端チップの需要が爆発的に増加している。数年前まではアップルがTSMCの最大顧客として圧倒的な交渉力を持っていたが、現在はGoogleやMicrosoft、OpenAI、NVIDIAなどがAI向けチップの製造能力を大量に確保しているため、アップルの交渉力は以前ほど強くないとのことだ。
アップルはモデル別の販売台数を公表していないため、どのモデルがよく売れたのか公式には明らかにされていない。ただ米メディア9to5Macは、新しいオレンジカラーと再設計されたアルミニウム筐体を採用したiPhone 17 ProとPro Maxが販売をけん引しているのではないかとの予想を伝えている。
また、今年の通常モデルであるiPhone 17も、ProMotionと常時表示ディスプレーといったこれまでProモデルだけに搭載されていたディスプレー技術を初めて搭載したことで人気を集めているとみられている。
このほかMacの売上も好調で、こちらは新型MacBook Neoの人気がけん引しているようだ。アップルの全体の売上高は1110億ドル(約17兆4千億円)、純利益は295億8000万ドル(約4兆6千億円)で、いずれも第2四半期として過去最高を記録した。
好調すぎて品薄になるというのは、なんとも贅沢な悩みと言えるだろう。
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