「MARS-1」の中央制御盤(Xより)
日立製作所(日立)は5月18日、同社が開発に携わった旧国鉄向けオンライン座席予約システム「MARS-1(マルス1)」が「IEEE Milestone」に認定されたことを受け、記念式典を開催した。
\「みどりの窓口」を支えるシステムの原点。IEEEマイルストーン認定を受け、記念式典を開催✨/
— 日立 - デジタル事業 (@hitachi_it) May 19, 2026
世界初のオンライン座席予約システム「MARS-1」が「IEEE Milestone」に認定され、昨日、記念式典を開催しました🎉… pic.twitter.com/HXrme0Ud9g
「MARS-1」は1960年、手作業で管理されていた国鉄(現JR)の座席販売を機械化し、増え続ける旅客需要に対応するシステムとして登場。開発期間は約2年で、論理設計を鉄道技術研究所が、回路設計と製作を日立がそれぞれ担当している。
取扱座席数は1日最大3600席(特急列車4本分)で、予約は15日先まで対応。切符の印刷機能をもたず、予約完了後は職員が手書きの切符を発行する必要があるなど、後に登場する実用機(MARS-101)と比べて、性能はかなり控えめだった。
国鉄時代の駅窓口(Xより)
MARS-1は登場から4年後の1964年、後継の「MARS-101」と交代する形で運用を終了。MARS-101以降もMARS(マルス)システムの改良は続き、分割民営化後の2020年代には1日平均150万枚を発券する大規模予約システムへと成長している。
「IEEE Milestone」は電気・電子分野の専門家組織IEEEが、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を表彰する制度。日本関連では過去に「八木・宇田アンテナ」「東海道新幹線」など複数件が認定を受けている。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります












