4月上旬に発売されたSonosの新スピーカー「Sonos Era 100 SL」(以下、Era 100 SL)を紹介する。少し前の記事で4月に発売になったばかりの新スピーカー「Sonos Play」(同Play)を取り上げたが、Era 100 SLはこれと同じタイミングで国内発表された製品だ。
2023年に発表となった「Sonos Era 100」(同Era 100)のバリエーションモデルとなっていて、Era 100の機能を少し絞り込む代わりに価格を抑えた「お買い得モデル」となる。
3万円未満で買える、Sonosのエントリー機
Era 100との違いは、マイクを省略している点だ。SLはおそらく「Speech-Less」の略で、Era 100からスマートスピーカー的な音声操作機能が省略されたものと考えるとわかりやすい。
ステレオペアリングやサラウンドシステム用のスピーカーとして純粋に音だけを楽しみたいと思っている人に向いた製品。単体での活用も可能だが、すでにEra 100やSonosのサウンドバーを導入している人が、ステレオペアやリアサラウンド用に追加購入するのにも適している。直販価格は2万9800円と、3万円未満に抑えている。
それ以外の要素(筐体やユニット構成)はまったく同じだ。ユニット構成や筐体の形状などはまったく同じなので、スピーカーとしての出音にも違いがないだろう。
Era 100はこのクラスのスピーカーとしては、世界的にかなり高い評価を得ているモデルであり、満足度の高いサウンドを体験できると期待できる。
Era 100 SLはEra 100(直販価格3万2800円)より、10%ほど安価となっている。「少し高いけれど、3万円以下でいい音が手に入るなら買ってもいいかな」と思うライトユーザー層にとっては有効な選択肢だ。
数千円の差でも、複数台を購入して使用する人には大きな差額となるので、低価格化のメリットは十分にある。
マイクがないことのデメリットは?
Sonos Era 100は、AmazonのAlexaに対応した機種となっている。加えて、Sonos独自のボイスコントロール機能も利用可能だ。しかしながら、「音楽をいい音で楽しむ」ことを中心に考える日本のユーザーにとっては、もうひとつ活躍の機会が少ない機能かもしれない。
一方で、ステレオペアを組んだり、さらにサウンドバーのリアスピーカーとして活用したりするニーズは高そうなので、Era 100 SLの登場は歓迎されるのではないかと考えている。
1点注意しておきたいのは「Trueplay」についてだ。
Trueplayは、部屋の環境(壁など周囲の状況によって生じる音の反射の影響)に合わせて最適な音を出すSonos独自の機能だ。Era 100では2種類のTrueplayが活用できる。Sonosアプリをインストールしたスマホを使い、部屋のさまざまな状況で測定した音を設定に反映する「高度なチューニング(アプリ上ではアドバンスドチューニングと表記)」と、内蔵マイクを使って自動的に音を調整する「クイックチューニング」だ。Era 100 SLはマイクがないので後者が利用できないことになる。
また、高度なチューニングを利用できるのは、iOS版またはiPadOS版のSonosアプリを使ったときのみとなる。Android版は非対応で、かつiPadでも使えない機種が多い。理由はマイク性能のばらつきなどがあって、測定の精度が担保できないためだという。
以上が、Era 100 SLの概略となる。具体的な機能や音質については次のページ以降で見ていこう。
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