Wi-Fiスピーカーを選ぶ際の注意点はあるか?
最後に、初めて使う人に向けて、Era 100 SLの注意点に少し触れておこう。それは最初の設定が少し手間である点だ。
ここはSonosのシステム全体に言えることだが、再生画面、設定画面、システムの切り替え、アカウント管理などをひとつのアプリでまかなう仕組みは便利だが、同時に複雑さもあるように思える。
複数のスピーカーをグループ化し、設置場所ごとに管理できる仕組みは素晴らしいものの、こういったことがあまり得意でない人は、アプリのどこでどのような設定をすればいいのかが分かりにくく戸惑う原因になってしまうだろう。
日本の場合、マルチルームでの運用をする人はかなり限定されると思われるので、アプリのUIを1台での運用(もしくはステレオペア、サウンドバーとの連携)ぐらいに絞り込んだシンプルモードを基本として、より複雑な設定や規模の大きな運用をしたい人だけが使いたい場合だけプロフェッショナルモードに入るような仕組みにしてもいいのではないだろうか。
また、EQ設定ももう少し詳しくできた方が良いと感じる。Trueplayは強力な機能だし、デフォルトでもいい音が提供できるから簡素なEQだけでもいいという自信の表れと見ることもできるが、部屋の環境に合わせて「低域の量感を少しだけ抑えたい」など、微妙な調整をしたいと感じるケースはあった。
高音質と拡張性を重視する人には特に向いている
以上のように、Era 100 SLには「Wi-Fi接続であるがゆえに高音質・多機能」だが、「この多機能さは、Sonosのオーディオ再生システムの全体像を理解していないと分かりにくい」面があると思う。ここは単純にデメリットと結論づけるべきではないが、「スマホで再生中の音がそこそこの高音質に鳴ればそれでいい」と考えている人には、過剰なものに感じられるだろう。
逆に向いているのは:
・Bluetoothの音質では満足できない人
・将来的に複数のSonosスピーカーを購入し、連携させたいと考えている人
・シアターシステムやマルチルームシステムに興味がある人
などとなる。
音質面にメリットのあるWi-Fi接続に対応し、オーディオブランドならではの「こだわった音」を楽しめ、あまり高価にならないものとなると、選択肢は限られてくる中、Era 100 SLのような機種は存在価値がある。
同価格帯で、コンパクトさ、手軽さ、拡張性、音の良さを兼ね備えた、トータルのバランスの良い機種を探すとしたら、Era 100 SLはかなり競争力の高い製品だ。
3万円の予算で、多機能かつ音のいい製品を探している人はぜひ検討候補にしてほしい。
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