スマホを取り出す回数を減らしてくれそうな“メガネ”が出てきた。HTC NIPPONは4月21日、AIグラス「VIVE Eagle」を発表した。日本では4月24日に発売する。価格はサングラスレンズモデルとクリアレンズモデルが8万2500円、調光レンズモデルが9万8000円だ。
VIVE Eagleの狙いははっきりしている。AIを“使うためのアプリ”ではなく、“いつも顔にあるインターフェース”に変えることだ。声で呼びかけ、必要な情報を確認し、写真を撮って、メモを残す。スマホ中心だった操作を、視線と声による操作に移していくのが狙いだ。
VIVE Eagleでは、通勤中の通話や音楽再生、旅行先での撮影、メニューや案内表示の翻訳といった使い方を打ち出している。AIグラスを特別なガジェットとしてではなく、毎日かけるメガネの延長としてとらえるコンセプトだ。
機能面では、Google GeminiとOpenAI GPT(Beta)に対応したオープンLLMアーキテクチャを採用する。AIアシスタントを音声で呼び出し、そのまま追加の質問を続けられる「Follow-up Mode」も用意した。
VIVE Connectアプリには、個人的なメモを保存して後から自然言語で呼び出せる「インテリジェントメモリー」を搭載。さらにソフトウェアアップデートで提供される「VIVE AI Notes」は、音声メモの文字起こしとAI要約に対応する。日本語を含む12言語をサポートし、新規・既存ユーザー向けに3ヵ月の無料トライアルも始めるという。
カメラは1200万画素の超広角で、音声操作によるハンズフリー撮影に対応する。撮影時はLEDインジケーターを点灯させ、メガネを外すと写真・動画機能が自動停止するという設計により、周囲の環境にも配慮する。
セキュリティ面も強みをもつ。VIVE AIはISO 27001とISO 27701の認証を取得済みで、ローカル保存データはAES-256で暗号化される。ユーザーデータは販売せず、学習用途にも利用しないとしている
重量は約49g。オープンイヤー型スピーカーを備え、周囲の音を聞きながら利用できる。バッテリーは235mAhで、最大36時間の待受、最大4.5時間の連続音楽再生に対応。10分で50%まで充電できる急速充電も用意した。
デザイン面では、セミトランスパレントのフレームやZEISSレンズを採用し、Red Dot Award: Product Design 2026で本体とパッケージの2部門を受賞したという。カラーはBerry、Coffee、Grey、Blackの4色を展開し、調光レンズはBlackのみとなる。
AIグラスはこれまでも何度も登場してきたが、モノとしての未来感より、いま感じている“面倒さ”がどれだけ減るかがポイントだ。スマホ代わりというにはまだ早いが、スマホを出さずに済みそうなところが少しずつ増えてきた。
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