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最新パーツ性能チェック 第476回

Core Ultra 200S Plusシリーズを検証【中編】

ゲーム30本でCore Ultra 7 270K PlusとCore Ultra 5 250K Plusの性能テスト!9700Xや14700Kよりも優秀で、Intel BOTの恩恵も大きめ

2026年04月15日 10時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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Core Ultra 7 270K PlusとCore Ultra 5 250K Plus

 2026年3月26日、インテルは「Core Ultra 200S Plusシリーズ」の販売を解禁するとアナウンスしていたが、本邦ではBTO PCでの受注がはじまっただけでCPU単体での販売はさっぱり音沙汰がなかった。

 しかし、月が変わった4月3日、2モデルのうちの上位モデルである「Core Ultra 7 270K Plus」の単体販売がスタートし、実売価格は税込みで5万9800円前後。北米における予想価格が299ドルだから、ざっくり1ドル180円換算+税といった塩梅だ。

 そして、予価199ドルの「Core Ultra 5 250K Plus」の単体販売はいまだ確認されていない。既存のCore Ultra 200Sシリーズの流通量を考慮して出荷を絞っているのか、社会情勢的に流通が滞っているのかは不明だが、インテルは大きな商機を逃していると言わざるを得ない状態だ。

Core Ultra 7 270K PlusとCore Ultra 5 250K Plus

Core Ultra 7 270K Plus(左)の国内販売ははじまったが、Core Ultra 5 250K Plus(右)とCore Ultra 5 250KF Plusの国内における発売日は未定だ

 前回は「CINEBENCH 2026」や消費電力など、定番のベンチマークで検証したが、Core Ultra 7 270K Plusは格上のCore Ultra 9 285Kを上回る性能をみせた。素のスペックでも「インテル 200S Boost」がかかっている状態に近い仕様のほか、メモリークロックの定格がDDR5-7200に引き上げられたことによる効果は想像以上に高かった。

 だが、Core Ultra 200S Plusシリーズはゲームにおけるパフォーマンス向上を強く意識したCPUだ。そこで、今回と次回の2回に分けてゲーム30本を使用して検証する。Core Ultra 200Sシリーズの弱点を克服できたのだろうか?

Core Ultra 200Sシリーズと14700K、Ryzen 9700Xと対決

 今回の検証環境は前回の検証環境と同一だが、新たに「Core i7-14700K」を加えている。Core i7-14700KもPコアとEコアを内包するハイブリッド方式のCPUだが、PコアはSMT(ハイパー・スレッディング)対応で、コアのレイアウトも大きく異なる。このコア構造の違いがゲーム性能にどう影響を及ぼすか検証しておきたい。

 メモリーはどの環境も同じDDR5-7200のモジュールを使用しているが、各CPUの定格最大値にセットしている。ドライバーはGame Ready 595.79を使用。Resizable BARやSecure Boot、メモリー整合性やカーネルモードハードウェア強制スタック保護、HDRなどはひと通り有効化し、ディスプレーのリフレッシュレートは144Hzに設定した。

 なお、インテル製CPUの電力設定は、Core Ultra 200Sおよび200S Plusシリーズはマザーボードのデフォルト設定である「Intel Default Setting」。Core i7-14700Kは「Intel Baseline Setting」としている。

検証環境(インテル)
CPU インテル「Core Ultra 9 285K」(24コア/24スレッド、最大5.7GHz)、
インテル「Core Ultra 7 270K Plus」(24コア/24スレッド、最大5.5GHz)、
インテル「Core Ultra 7 265K」(20コア/20スレッド、最大5.5GHz)、
インテル「Core Ultra 5 250K Plus」(18コア/18スレッド、最大5.3GHz)、
インテル「Core Ultra 5 245K」(14コア/14スレッド、最大5.2GHz)
CPU
クーラー
EKWB「EK-Nucleus AIO CR360 Lux D-RGB」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザー
ボード
ASRock「Z890 Taichi」(インテル Z890、BIOS 3.24)
メモリー G.SKILL「Trident Z5 RGB F5-7200J3445G16GX2-TZ5RK」
(16GB×2、DDR5-7200/6400動作)
ビデオ
カード
NVIDIA「GeForce RTX 5080 Founders Edition」(16GB GDDR7)
ストレージ Crucial「T700 CT2000T700SSD3」(2TB M.2 SSD、PCIe 5.0)、
Silicon Power「PCIe Gen 4x4 US75 SP04KGBP44US7505」
(4TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
電源
ユニット
ASRock「TC-1300T」(1300W、80 PLUS TITANIUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(25H2)
検証環境(旧インテル)
CPU インテル「Core i7-14700K」(20コア/28スレッド、最大5.6GHz)
CPU
クーラー
EKWB「EK-Nucleus AIO CR360 Lux D-RGB」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザー
ボード
ASRock「Z790 Nova WiFi」(インテル Z790、BIOS 10.01)
メモリー G.SKILL「Trident Z5 RGB F5-7200J3445G16GX2-TZ5RK」
(16GB×2、DDR5-5600動作)
ビデオ
カード
NVIDIA「GeForce RTX 5080 Founders Edition」(16GB GDDR7)
ストレージ Crucial「T700 CT2000T700SSD3」(2TB M.2 SSD、PCIe 5.0)、
Silicon Power「PCIe Gen 4x4 US75 SP04KGBP44US7505」
(4TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
電源
ユニット
ASRock「TC-1300T」(1300W、80 PLUS TITANIUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(25H2)
検証環境(AMD)
CPU AMD「Ryzen 7 9700X」(8コア/16スレッド、最大5.5GHz)
CPU
クーラー
EKWB「EK-Nucleus AIO CR360 Lux D-RGB」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザー
ボード
ASRock「B850 LiveMixer WiFi」(AMD B850、BIOS 4.10)
メモリー G.SKILL「Trident Z5 RGB F5-7200J3445G16GX2-TZ5RK」
(16GB×2、DDR5-5600動作)
ビデオ
カード
NVIDIA「GeForce RTX 5080 Founders Edition」(16GB GDDR7)
ストレージ Crucial「T700 CT2000T700SSD3」(2TB M.2 SSD、PCIe 5.0)、
Silicon Power「PCIe Gen 4x4 US75 SP04KGBP44US7505」
(4TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
電源
ユニット
ASRock「TC-1300T」(1300W、80 PLUS TITANIUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(25H2)

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